一夜明けて

地震から一夜明け、あたりには朝陽が差し、何事も

無かったかのよう。実際、電車が動いていない以外は

まったく変わらないように思える。

７時過ぎには電車が動くとのことで、歩いて駅に戻る。

昨日から止まっている、電車に乗り込む。実際に

電車が動き出したのは８時。安全を確かめるために

徐行をしながら、普通であれば２０分で着くところを

二時間近くかけ、高崎に着いたのは１０時前。水上

行きに乗り換え、順調に水上に着くも、水上、越後

湯沢間が不通のため高崎に戻る。高崎駅は人で

ごった返している。新幹線は２時過ぎに復旧の見込み。

私は、横川行きの電車に乗り込む。横川からバスで

軽井沢に抜け、しなの鉄道で長野へ。長野、直江津で

電車を乗り継ぎ、富山に着いたのは２１時すぎ。

１６時ごろから新幹線も復旧したみたいだが、乗り継ぎの

はくたかは、まだ遅れていて、富山には着いていない

様子。１１日の１３時に東京の亀戸を出てから、ほぼ

１日半。

不安はあったが、無事富山に戻れた。人の温かさにも触れ

生きているだけで幸せなのだと実感。元同僚や、友人、

東京で会っていた方からも、ご心配をいただき、電話を

頂いた。ありがとうございます。

いま、このタイミングで体験した意味を、深く深く

考えたいと思います。