こんにちは。
昨日のJCOE研究会で加茂市の先生が、加茂ではオムツ券が配られているが、その取り扱いをできるのは、昔から地元で営業している薬局・薬店に限られているとのこと。
市長が地元業者の活性化に力を注いでいるといっておられた。
楽天の三木谷さんが聞いたらクレームをつけそうな話だが、地方の零細企業は、楽天やアマゾンに市場を荒らされてひどい目にあっているのだ。
このような市長でも現れてくれないとたとえそれがえこひいきでも日本の二極化がどんどん進んでついにはごく一部の富裕層だけの日本になってしまうのだ。
労働条件だけから考えれば、南北戦争前のアメリカの奴隷制度より劣悪になるかもしれないと危惧している。
(先日、刈羽原発で働いている人があせもの薬を買いにこられたが、現場で働いている人たちの労働環境はかなり厳しいらしい。でもほかに職がないからがまんするしかないと言っておられた。)
政府は医薬品のネット販売を認める方針だと思う。
そのことには国民の幸せにつながらないからおっちゃんはもっと良く考えるべきだと思う。
経済の活性化に一役なんて声も聞こえるが、もともと薬なんて本来できるだけ使うべきものではないし、そんなに傍から見てるほど売れるものでもない。
薬が九層倍なのはメーカーだけで、利益が少なかったら成り立つ業種ではないのだ。
それに、そもそも薬は人間の体に何らかの影響を与えるものであるから、安全だといわれている薬であっても精神的依存を引き起こす物質であるから、大量に流通させてはいけないものなのだ。
また、離島や僻地の方の不便を理由に挙げる人もいるが、それならそれらの人たちの一番近い薬局か薬店が対応して送ってあげれば良いと思う。
そうすれば、その地域の生活習慣や背景が肌感覚で理解できるから適切なアドバイスができ、より有効な治療ができるのだ。
田舎の生活を都会に住んでいる薬剤師が理解しようとしても無理なのである。
それを、通販大手やネット業者が通り一遍の基準で相談に乗っても絶対に無理がある。どんなに情報を仕入れても、近くに住んでいなければ無理である。
とおっちゃんは思っている。
できれば、地元業者活性化のためにも、昔からそこで営業している薬局、薬店を優先してほしいものである。
さらに、医薬品の適正使用ということについて言えば、
病院で一人の患者さんに9種類も10種類も薬を処方することは、とっても人間の体にとって危ないことなのだ。
(いろいろ事情は違うが米国では「4種類以上の化学的な物質を体に入れることは医学的にその安全性は認められていないのでやってはならない。」と医師の教科書に書いてあるそうだ。)
最近おっちゃんはどうしてこんなに認知症の方が増えているのだろうと思っていて、その原因のひとつに、降圧剤や抗生物質、ステロイド剤、解熱鎮痛剤などの使いすぎがあるだろうと思っている。
おっちゃんの家系は長寿の家系で曾祖母は84歳だったけど死ぬまでぼけてなかったし祖父は94歳まで生きたけど亡くなる少し前まで孫をおちょくって楽しんでいた。
父方の祖母はちょっと早く79歳で胆嚢がんで亡くなったが、認知症の症状などはなかった。
母方の祖母は90歳をこえて一人で東京の息子たちのところへ泊まりに行ったスーパーばあちゃんだったのだ。
最近おっちゃんのまわりの60歳代、70歳代の方で、認知症らしいと思われるkたをお見受けする。
ただ単に高齢者が増えただけが原因ではないような気がして心配だ。
先にあげた薬なんてせいぜいで6,70年の歴史しかない。
いま、使い続けたことによる現象が見えてきてもおかしくないのだ。誰にもわからないことなのだから。
『絶対に安全なんです。これを服用することによって健康寿命は確実に伸びてみんな幸せになれるんです。』なんて誰もいえないと思う。
寝たきり寿命は延びたかもしれない。そのことによって得をするのは一部の人たちだけだと思う。
今の医療の様子を見ていると・・・
昨日、若いくすり屋さんともいろいろ話して感じたことを(日頃思っていることを)かいてみました。
いろいろなご意見の方もいらっしゃると思いますが『くすり屋のおっちゃん』は今、このように思っています。
ではでは。
くれぐれもできるだけ化学物資であるお薬の使用は控えてくださいね。