昨日は娘の23回目のお誕生日でした。
日頃、夜の外食は滅多にしないのですが、今夜は横浜に出て和食でお祝いをしました。
娘としては、イタリアンやステーキの方が嬉しかったのかもしれませんが、来春から社会人になるので、こういう大人の味も経験してみた方が良いのではないかと思ったのです。
秋の味覚に舌鼓をうちながら、シメの南部鉄のお鍋で炊いたご飯の美味しかったこと!
日本人で良かった!
娘ならともかく、この歳でこんなに栄養を取って如何なものかとも思いながら、ご飯のお代わりまでしてしまった私でした。
さて、23年といえば途方もなく永い筈ですが、やはりあっという間としか思えません。
お腹の中にいる子が女の子だと分かった時には、良かった、育てやすい、楽勝!と思ったものです。
それが大間違いだと気付くのに、さほどかかりませんでした。
とにかくちょこまか動き回る子で、寝ている間と食べている間以外は、何かしらいたずらをしていました。
1歳になったばかりでシカゴに転勤になった時、引越しの箱詰めをして振り返ると、その前に詰めたものを箱から全部出して、自分が入っていましたっけ。
アメリカサイズの大きなシンクでインゲンを洗っている時、ちょっと電話で中断して戻って来たら・・・
椅子を運んできて、裸になって、シンクによじ登り、インゲンのボウルに浸かって遊んでいました。
お化粧をしようと、買ったばかりの口紅のふたを開けるとごっそり減っていて、慌てて家の中を見回すと、ピアノの鍵盤と、ソファーの背中に見事な赤線が入っていた事件も。
アルゲリッチのショパンのソナタを何度も何度も聴いていると、自分の弾いている"オルガンピアノの本"を持って走って来て、
「S子この曲やったよね、どこだっけ?」
おじいちゃんのお家に行って金魚鉢を見つけると、即、足を突っ込もうとしたこと。
離乳食の時からよく食べる子で、3歳の頃、珍しく熱を出したのでお粥を作ると、丼一杯食べてしまいました。
そしてその後の台詞が、
「やっぱりオカズがないと足りない!」
小さい頃からお肉はもちろんのこと、根菜の煮物も大好きで、「このお汁がじわっと染み込んでいるのが美味しいのよね~」と言いながら、大根の煮物を嬉しそうに頬張っていました。
おかげさまで本当に丈夫な子で、海外生活を送る上でどれほどありがたかったことか。
そして、新しい土地で言葉に少し慣れ、友達が出来て、自分の居場所を見つけたと思ったらまた転勤の繰り返し。
それでも一度も文句を言わずに、新しい生活に馴染もうとしてくれました。
私が娘のためにした価値あることといえば、栄養のあるご飯をしっかり食べさせたことと、毎晩絵本の読み聞かせをたっぷりしたくらいでしょうか。
後悔や、懺悔の気持ちは山ほどありますけれどね。
過去をやり直すことはできません。
これから私に出来ることは、社会人になって疲れた時に憩いの場を作ってあげるくらいでしょう。
そして娘が自分らしく頑張れるように陰ながら応援しています。
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