開発担当 楠野

とかくアミューズメント業界では、「回転率が良い」という言葉は耳触りがいいらしい。

当製作所のクレーン系のゲーム機「アダムスキー」という機種は、

製作した本人が口にしてはいけないのですが、「なぜか人気がない!」機種となっている。

 

しかし過日、当社にフラリと来られてアダムスキーを見られて、興味ありそうな表情を

されるコンサルの先生がおられましたので、一応遊び方の説明をさせてもらった上で、

ポチッとサービスボタンを押してゲームを促すと、興味津々でそのクレーンゲームを

操作し始めました。3~4回失敗をされた後に、想像した以上に早いタイミングで商品を

ゲットしました。もちろん先生は満面笑みの上機嫌でした。「いやあ、これは面白い!」と

言って側近の方に撮らせた動画を早速Facebookに上げていました。

 

プライズゲーム【アダムスキー】

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楠野が開発・製作した「アダムスキー」の遊び方は、

 

①横移動でビルと向かい合います。

②次に前進して円盤のボディから突き出た2本の平行棒でビルを挟み込みます。

(失敗すれば、ゲームオーバーとなる。)
③挟んだビルを倒すポイントとなる位置まで、平行棒を押すようにスライドさせます。
④スライドの途中「正にここ!」という位置で円盤を停止させます。

(うまくポイントを狙って停止すると、自動的に円盤が横揺れを起こしビルを倒す。)

 

という具合に、右移動、下移動、前進移動、そして左右に揺らす動作となり、

終始ハラハラ、ドキドキが続くというステージ構成となっています。
確かに楽しい!!

楽しいのですが、言われてみればゲーム時間が長い。普通のクレーンゲームの3倍くらい

時間が掛かる。これがアダムスキーの泣き所(他にもあるかもしれないが、)なのかと、

落ち込むことはあるが、所詮、ゲーム機は売上が大事、回転率も大事だということです。

 

ゲームセンターでゲームをする人がみんな先生のような人だったら、アダムスキーという

ゲームはもっと売れたのだろうな、と思いました。

 

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有限会社楠野製作所

【住所】
〒559-0025
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【電話番号】
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引用元:人気が出ないクレーンゲームを製作