桑野通子「新女性問答」スチール・戦前のホテルニューグランドのパンフレット | トトやんのすべて

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および諸芸術作品への偉そうな評論をつづっていくブログです。

桑野ミッチーのスチールとなると買ってしまう。

 

スチールだのブロマイドだの買いあさっていると、

たまに「これは複製だろ……」というのをつかまされることもあるが……

 

これは睫毛の一本一本まで写りこんでいて、逸品。

複製品ではない。

よい買い物をした。

 

ただ……弁護士の格好よりも

女學生姿……あの制服姿のミッチーなら何倍も良かったのに……とおもう。

(「新女性問答」お姉さんの川崎弘子が藝者さんになって、桑野通子の妹の学費を出して弁護士にする、とかいう話)

(偶然というか、何というか、NHK朝のドラマ 日本初の女性弁護士なんとかかんとかいう話らしいですね)

 

桑野ミッチーグッズ

増えていくけれども、可愛いけれどもキレイだけれども――

これだ! という一枚にはなかなか出くわさない。

 

軍事慰問葉書の桑野ミッチーはどういうわけか軍人コスプレをしていたりするし。

(画像をご覧になりたい方は何回か前の記事をご覧ください)(いつだったかは忘れた)

 

次。

戦前のホテルニューグランドのパンフレット。

 

ホテルニューグランドに関しては

「ホテル・ニューグランド50年史」

「ホテル・ニューグランド八十年史」

という立派な本が出ていて、どっちも購入済みなんですが、

戦前の様子についてはいまいちよく分からない。

 

(50年史、八十年史、なんで数字の表記が統一されていないのか? トマスのミスではない)

 

ので、買ったのですが、

これも良かった。

 

というか、戦前のホテルニューグランドを調べるには

こういう戦前のグッズを集めて行くより他なさそうです。

 

まあ、わたくし以外にそんなことに興味を持つ人が はたして幾人いるかわかりませんが。

 

紙質がしっかりしていて、

大切に保管されてきた、というのもあるでしょうが、とても綺麗。

 

今の……現代のわれわれにとって ホテル・ニューグランドというと

「伝統の……」「シックな……」「質実剛健……」「歴史ある……」

というイメージですが、

 

戦前パンフレットで使われている形容詞は

「チャーミングな……」「ラブリーな……」

というもので、

南国のリゾートホテルでも紹介しているイメージです。

 

その違いがおもしろい。(まあ、出来たばかりだから歴史も伝統もアピールしようがないのだが)

 

パンフレット、機会があればこまかく紹介しようとおもいますが、

「鎌倉に近いです」とか「東京からも近いです」というアピールもしており、

このあたりも現代の感覚とは違います。

 

さいご。

戦前にばかり浸っているわけではないぞアピール。

 

「デューン パート2」みました。

 

パート1のほうが良かったかな。

 

ただし……パート1は TBSラジオの「アフターシックスジャンクション」でちょっと情報を入れただけの状態で見たんですよね。

それに対して 今回パート2は がっつり原作読み込んでから行ったので……

 

原作はガーニイ・ハレックが ポール・アトレイデスのママの命を狙うシーンがあるんですが、

そのあたりばっさりカットされてたりして……

その他いろいろ原作と違うので……

 

「原作との違い」にばかり注意がいってしまったので

あまりよく映画が見れなかった気がします。

 

「原作通りにやれ」というのではないです。

「デューン」みたいな、あんなモンスター小説。原作通りに映像化できないのはわかりきっているんですが……

 

ただ映画館で アイマックスでちゃんと見れたのは良かった。