よくみたら「霧立のぼる」だった件 桑野通子のサイン付きブロマイド(戸田家の兄妹) | トトやんのすべて

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猫写真。
ブンガク。
および諸芸術作品への偉そうな評論をつづっていくブログです。

前々回の記事で

国防婦人会の、このセエラア服のお孃さんの寫眞。

 

千葉早智子さん、かなぁ……などと書いたのですが、

全然違いました。

 

まあ、おんなじPCLの女優さんではありますが……

 

この人、霧立のぼるさんですね……

大変失礼いたしました。

 

三十坪の秘密基地さん、という方のツイッターに載ってた 彩色バージョンも載せておく。

 

言い訳を書いておくと……

霧立のぼるのチャームポイントは 「ちょっと両目の間隔があいている感じ」なわけよ。

 

それが、このセーラー服の写真だと斜めを向いているんで

わかりづらかったわけだ。

この二枚の対比でよくわかるのではないか↓↓

 

しかし、前回の記事で――

小津安二郎展のミスを……

「この人は伊達里子じゃなくて、逢初夢子です」

などと偉そうに指摘したから、これは、さらに恥ずかしい……

 

わたくしの購入した国防婦人会の写真。

霧立のぼる孃 5種類もはいっていた。

当時の人気がうかがえる。

 

霧立のぼる。「人情紙風船」しか見てないから、他のも見ないと。

 

えー、

あいかわらず、戦前のかび臭いモノ、

紙きれを集めております。

 

桑野ミッチーのサイン付きブロマイドとか買ってしまったりした。

 

はじめは、表情とか、服装とか、あまり気に食わなかったのだが

(ミッチーはモダアンな洋装姿がいいとおもう)

 

よくみると、

「戸田家の兄妹」の時の衣装だったので、即決で買ってしまった。

 

なんだろう、大船撮影所で撮ったのかな?

 

サインはこんなです。

 

最近、池田理代子先生の「ベルサイユのばら」にはまっているのですが、

(アニメ、コミック両方)

あれ見ると、筆跡偽造のオヤジが出てきて、云々、というエピソードがよくある。

 

そんなのを見てしまうと、

保証書みたいのがあるわけでもないから、

これもどうなのか、わからんのだが、

古本屋のオヤジが書いたのではなく、

まあ、ミッチーが書いたのだとしておこう。

 

いや、絶対にミッチーが書いたのだ。

 

この写真、銀浮きがしてて……

(斜め上からみるとこんな風にみえる↓↓)

 

年代物であることは確かです。

 

あと、慰問用絵葉書、というのも

ミッチーとか高杉早苗たんとか目当てで買ってしまっていて……

 

兵隊さんに手紙を送りましょう、というグッズなのだが、

まだ、これは30年代の製品だとおもう。

とても質が良いです。

 

というか、桑野ミッチーに軍服を着せるセンスは↑↑ 如何なものか?

なにかそういう映画があったのか?

 

(おそらく)40年代の慰問用絵葉書、というのも持ってるんですが、

それは紙の質も、印刷の質も劣悪で

「これは戦どころじゃないんじゃないか……」

というシロモノだったりします。