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▽そもそも「頭が良い」とはどういうことなのか?

衝撃的な事実であるが、知能を計測するためのIQテス
トで高得点を取ることがそのまま「頭が良い」というこ
とにはならないのである。

そもそも「知能」とは何かということはわかっていない。

IQテストの創始者でフランスの心理学者、アルフレッ
ド・ビネーの定義によると、知能とは「判断力・理解力
・批判力・方向づけ・工夫する力」などの総合力という
ことになっているが、この説にも様々な反論があり、現
代に至っても「知能」に対する明確な定義づけはされて
いない。

また、もともとIQテストはこれから教育を受ける子供
たちが勉強についていけるかどうかを測るためにつくら
れたものであるため、少年少女の知能指数を判定するの
のには役立つが、成人の知能指数を測るにはあまり向か
ないとする説もある。

従って、IQテストでは「環境への適応力、基本的な精
神能力、推理、問題解決、決断」などが計測できるだけ
で、それと「知能」との関係が証明できない以上、IQ
テストの結果が「頭の良さ」に直結すると結論づけるこ
とはできない。

「頭が良い」という言葉には非常に多くの意味がある。

「計算が速い」「要領が良い」「記憶力が優れている」
など、様々な場面で曖昧な印象のもと、語られることの
多い言葉である。

「勉強ができるから頭が良いとは限らない」という言葉
もよく耳にするが、これも同様の意味である。

学校の勉強はからっきしであったが、要領よく仕事をこ
なす人や、頭の回転が速く弁が立つ人はいくらでもいる
ことを考えると、IQが高い=「頭が良い」とするのは
早急な考え方にすぎないだろう。