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現在も根強いファンを持ち続けている小説家・太宰治。

「斜陽」「人間失格」「走れメロス」など、誰でも一度
は読んだことがあるだろう。

太宰は本名を津島修治というが、修治がなぜ太宰治とい
うペンネームを用いたかということについては、諸説あ
る。

たとえば、フランス学者の太宰旋門から取った、「現存
在」の意であるドイツ語の「ダーザイン」から取った、
弘前高校時代の同級生・太宰友次郎の姓から取ったなど
さまざまある。

面白い説としては、「津島修治」という名前を青森弁で
いうと「ツスマスンズ」としかなまって発音できなかっ
たので、なまらずにいえる名前として太宰治というもの
を思いついたとするもののあるほどだ。

では、そのペンネームに関して、本人はどのように説明
していたのだろうか?

太宰自身が語ったところによると、以下のような説明に
なる。

「特別に、由来なんて、ないんですよ。

小説を書くと、家の者に叱られるので、雑誌に発表する
時、本名の津島修治では、いけないんで、友達が考えて
くれたんですが、万葉集をめくって、始め、柿本人麻呂
から、柿本修治はどうかといふんですが(ママ)、柿本修
治はどうもね。

そのうちに、太宰権師大伴の何とかつて云う人が、酒の
歌を詠っていたので、酒が好きだから、これがいいって
いふわけで、太宰。

修治は、どちらも、おさめるで、二つはいらないという
ので太宰治としたんです。」(大映ファン1948年5
月号)

これは、女優・関千恵子のインタビューに答えての発言
だが、「太宰権師大伴のなんとかって云ふ人」とは奈良
時代の歌人・大伴旅人(おおとものたびと)のことを指
す(だだし、旅人は「太宰権師(だざいごんのそち)」
ではなく、実際の役職は「太宰師(だざいのそち)」で
ある)

したがって、太宰本人の説明によれば、太宰治というペ
ンネームの由来は大伴旅人の役職である「太宰師」にあ
るということになる。