酢を飲めば、身体が柔らかくなる…という話は
日本でも古くから伝えられている。
日本でも古くから伝えられている。
真実か否か、長く議論が交わされてきたが、
この安逅寺軟體拳(あんこうじなんたいけん)、
またの名をアマルナの黄昏によって
真実であることが明らかになった。
なにせ三千年の歴史がある中国と
七千年の歴史のあるエジプトの両方で
この奥義が確認されているのだから
疑えというほうが難しい。
それもあってか、
昨今では酢が身体にいいということで
酢を使った飲料水が巷にあふれかえっている。
これらの飲料水を大量摂取することで
安逅寺軟體拳を習得するものが出てくるのも
もはや時間の問題であろう。
また、ぐにゃぐにゃとした
極めて柔らかい体を持ち
中国でも古くから高級食材として
珍重されているアンコウの名は
軟體拳で名高い安逅寺に由来するという。
それでは、安逅寺軟體拳を記載している
民明書房刊「世界の怪拳奇拳」を見てみよう。
【安逅寺軟體拳】
一般に酢が、人間の体を
柔軟にする成分(ビノドキシン)を
多量に含有することは知られている。
この性質を応用し、特殊な拳法を編み出したのが
安逅寺軟體拳である。
その修行者は、この世に生を受けた時より
酢を満たした大瓶の中で生活・成長し
超柔軟の体質をつくりだしたという。
この人体構造学の制約を越えた拳法は
必勝不敗の名をほしいままにした。
ちなみに、現代でも副食品として
身近なラッキョウは
この軟體拳の達人であった陳辣韮
(ちんらっきょう)が
日々の糧をえるため
修行中に自分の壺に実を漬け
製造・販売したのが
その名の由来とされている。
(第五章肉体を酷使する摩訶不思議闘法)
安逅寺軟體拳は、王家の谷の守護者たちのメンバー
石壺のネスコンスが天挑五輪大武會の決勝
トーナメント第二回戦において
男塾一号生三面拳のひとり飛燕を苦しめたもの。
と、民明書房的には酢で体が柔らかくなるのは
常識なのだが、面白いからそれはそれでよし!
ただ、真実とは違うから、ホントのことも
付け加えておこう。
昔から
「酢を飲めば体が柔らかくなる」と
いわれるが、これは全くの迷信。
その科学的根拠はない。
酢の主成分である酢酸が
骨のカルシウムを溶かし
骨を柔らかくすることが根拠と
される場合もあるが、
それはあくまで調理上の話。
体の柔らかさは
骨ではなく関節や筋肉の柔軟さに
よって決まる上に、
飲食で摂取された酢は
内臓で分解されるため
そもそも骨には作用しない。
ただ、酢に含まれる
クエン酸には、疲労物質である
乳酸を分解する作用がある。
そのため、
酢を食事に取り入れることで
体のコリや疲れを取ることは
期待できそうだ。