▶「男組」レビュー5・最終章・一粒の麦、もし死なずば・わが身を凶器に | ぐーすけとりきのブログ

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伊庭(流の腹心):なにもかも影の総理の思う通りに進んでい
ます。影の総理はますます巨大な権力を握るようになるでしょう。

流:神竜の言う通りだ。いま倒さなかったらもう倒せなくなる。
影の総理は今倒さねばならぬのだっ!

神竜が死に、神竜の持っていた覚え書きも失われた今、南条さん
の残してくれた資料は影の総理を倒す武器とはならぬ。

たった一つだけ残された手段がある。

我と我が身を凶器として影の総理を倒すこと!

伊庭:兄貴は死ぬ気なんですね…

流:俺は運が強いんだ。必ずおまえたちのところに帰ってくる。
しかし、死んでも悔いはない。
俺は宗教には興味はないが、キリストの言った言葉を思い出した。

一粒の麦が地に落ちて死なななければ、
それはただ一粒のままである

しかし、死んだなら豊かに実を結ぶようになる
一粒が万粒にもなるだろう。

日本では今や正義も理念も闇に閉ざされ眠っている。自分たちの
政府の高官の汚職を自分たちの手で暴く勇気もなく一握りのボス
が、悪徳政治家と結びついて黒幕と政財界を裏から支配している
のにだれも摘発する者がいない。

外国の政府から自分たちの政府高官や黒幕の犯罪を教えてもらう
ありさまだ。教えてもらっても、いつの間にかうやむやにされて
しまう。

正義と理性を目覚めさせることができるものはただ一つ。
暴力だ!

暴力一般を否定するのは偽善だ。巨大な悪が権力をふるって正義
を踏みにじり、社会を腐敗させ我々を堕落と破滅に追いやろうと
しているのに

その巨大な悪を倒すための暴力まで否定するのは人間に対する裏
切りだ!

流は影の総理のもとへ向かう。

風は
蕭蕭として
易水寒し
壮士一度去って
復た還らず

流:神竜行こうぜ!
影の総理!
世の人々を代表して
おまえを
処刑するっ!

さあいこう!
日本中の若者に贈るのだ!
流全次郎の物語を…
流全次郎がいかに生きたか
流全次郎がいかに戦ったかを…

戦うことを忘れた
若者たちに
怒ることを忘れた
若者たちに
怠惰と無気力の中に
流されている
若者たちに
流全次郎の熱い
血潮を伝えるのだ!

今こそ
流全次郎のあとを
ついで立ち上がる
ときだと告げるのだ。