▶スタン・ハンセン自伝レビュー13・スティーブ・ウィリアムスについて | ぐーすけとりきのブログ

ぐーすけとりきのブログ

ブログの説明を入力します。

スティーブは、私が闘った選手の中で最も力の強いレスラーだっ
だ。

ゴディやゲーリーのように背は高くなかったが、とてもがっしり
していてパワフルだった。

彼も素晴らしい脚力の持ち主で、猫のようなすばしこさも兼ね備
えていた。

彼は私が日本で闘ったレスラーの中で、毎回レベルの高い試合内
容を繰り広げられる、一番のアスリートだったと思う。

彼はテリー・ゴディとチームを組み、テリーが健康上の問題で日
本に数年間来られなかったときは、彼はシングルでトップのポジ
ションを得られるようにとても努力していた。

しかし、そんな彼も何かしらのトラブルを引き起こし、何年か来
日ができなくなり、仕事を失った。

後にスティーブは咽に癌を患い、何度かの長くつらい手術を受け
咽頭・声帯を切除した。

彼のキリスト教への信仰は彼を精神面、肉体面の両方で支えた。

彼は長い間癌と闘ったが、その闘いは終わってしまった。

闘病中も彼は決して自分や、自分の置かれている状況を悲観する
ことはなかった。

彼は男の中の男だった。

彼は、新日に初来日した時に、猪木とのシングルマッチが組まれ
猪木を失神させ、そのままフォールしてしまうというレスラーに
あるまじき失態をしてしまう。空気読めなかったのだ。

(通常は、リング下を徘徊して、猪木が気が付くのを待つ)

しかし、全日に移籍してからは、試合の組み方も洗練され、強い
レスラーとしてファンに認められるようになった。

咽頭癌に罹(かか)っている彼が、総合格闘技の試合に出場し、
敗れてしまったと聞いた時は、悲しく、つらかった。

そうなんだよな~。

アレクセイ・イグナショフとやったときだ。

アレクセイは、煽りビデオでスティーブのバックドロップを見て
、大笑いしていた。

「こんなんかかるかよ」って。

スティーブが瞬殺される。

「あれ~、おかしいな、レスリング経験があるのに、いいとこな
しに敗れるとは?」

自身の咽頭癌の手術代を稼ぐために、総合のリングに上がったみ
たい。

スティーブ、悲しすぎるぜ。

彼がベストコンディションであったならば、プロレスではない総
合のリングであっても、決して負けることはない。

彼以上に腕力のあるパワフルな選手はいないことを、私は身をも
って知っていたのだから。

彼がずっと昔、私の留守電に残してくれたメッセージは、いまも
まだ残してある。

“God is good!All the time He is good”

(神は最高、どんな時でも最高)