▶インド仏教徒1億5千万人の首領「佐々井秀麗、インドに笑う」レビュー1・100万人の大改宗式 | ぐーすけとりきのブログ

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2015年の秋、筆者はインドのど真ん中の都市、ナグプールで
開催されたインド仏教最大の祭典「大改宗式」の会場にいた。

何十万人もの人で埋め尽くされた野外の広場に、朱色の衣をまと
った肌の白い老僧が一人、褐色のインド人僧たちを従え、ゆっく
りとした足取りでステージに向かっていく。その眼光は虎のよう
に鋭く、全身からは熱情がみなぎっている。

男の名は、佐々井秀麗(しゅうれい)。インド仏教1億5千万人
の頂点に立つ式典の最高責任者だ。

朝から各地の会場を駆けずり回り、西に日が沈むころ、ようやく
本会場である改宗広場に辿り着いたのだ。抱えられなければ階段
を登れないほど満身創痍だったが、佐々井さんの登場を今か今か
と待っていた数十万の信者が熱狂的に出迎える。

「みなさーん!私は小さな坊主である。インド全仏教の会長に選
んでいただいたのは、私が普段から真面目であり、強固な精神の
持ち主だと皆さんが考えてくれたからであろう。金集めも経営も
できないが、これからも小さな坊主として命がけで差別や貧困と
闘っていく所存である!」

佐々井さんの全身から絞り出すような言葉のひとつひとつが、さ
ざ波のように人の海に広がっていく。“小さな坊主”と自らを称
する佐々井さんの圧倒的な存在感に、私は強く惹きつけられた。

大多数がヒンドゥー教徒であるインドで、不可触民と呼ばれる人
々を中心にカースト(身分制度)のない仏教に改宗する人が今、
爆発的に増えている。不可触民とはインド人口13億人のうち、
約2割にあたり、一番下のシュードラ(奴隷階級)にさえ入れな
いカースト外の人々で。3000年間ずっと「触れると穢れる」
と差別されてきた。

半世紀ほど前、数十万人しかいなかった仏教徒が、今では1億5
千万人を超えている。その仏教復興の中心的な役割を果たしてき
たのが、1967年、32歳でインドにやってきた佐々井さんな
のである。

ぐーすけが、この本を知ったのは、文藝春秋のネットニュースで
のことである。インドでカリスマ的な人気を博し、武士道をこよ
りなく愛し、1億5千万人を率いる、面白い坊さんがいる、とい
うことで、早速購入しようとしたのだが、中古本が定価より高い。
定価1950円のところ、定価版は売り切れていて中古が300
0円とか4000円とかする。しばらく、様子見をしてると、1
750円で本を出した出品者がいたので、即買った。

あっという間に読んだ。しかしレビューを書くとなると1回読ん
だだけでは駄目で、何回か読みまわしてみなきゃいけない。つた
ない文章ではあるが目を通してくれれば幸いである。