▶「橋本真也34歳即引退の真実」レビュー・上井文彦 | ぐーすけとりきのブログ

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「橋本はプロレスというものをよく考えてましたよ。後年は安田
(忠夫)とかに、それを教えたりしてね。人当たりがいいから、
営業サイドでも人気だった。

その部分は三銃士でも群を抜いていました。例えとしては、酒席
で箸袋にサインを頼むファンがいても、断らないというのかな。
のちの世代だと、天山(広吉)も営業の人間には人気だったね。

2人とも生来の人の好さがあったということでしょう。選手も営
業も一緒に頑張っていきましょう!という。熱い仲間意識があっ
た」

そんな橋本と昵懇だった上井だけに、橋本の人間性への思いは深
いと言う。

「99年に橋本が選手会長をやっていた頃、その会費の使い込み
で退任させられたって話があったでしょ。私が武藤とトークショ
ーをやったとき(2017年3月4日)武藤が『上井さん、あれ
橋本の横領だよね!?」』と爆笑しながら言うわけ。

なぜって、武藤もそのお金で、橋本に御馳走になってるから(笑
)みんなその選手会費で、橋本に大なり小なり奢られているから
文句言えないわけよ。

逆に言うと、越中(詩郎)とか、その時の橋本の使い込みを批判
した一派は、橋本に奢られていない面々ということになるね(苦
笑)」

99年1月4日の小川の反則暴走で鼻骨を骨折した橋本が、その
治療費を選手会費から捻出し、保険のきかない包茎の手術もして
しまい、選手たちに総スカンを食らったという風説もあるが…。

「その手術の話は聞いたことがある(苦笑)。だけど、それで総
スカンかどうかは知らない。橋本は若手時代から、猪木さんから
借りたブラックカードを使って買い物をしまくってたタイプだか
らね。みんな『しょうがねえなあ』という感じだったんじゃない
の?」

そんな橋本を笑い飛ばす上井だったが、98年なら始まる“U
FO禍”の悪影響については口調が熱くなる。新日本を愛する上
井にとっては、それはリング上だけに止まらなかった。

「まず、小川が坂口さんを襲う事件があったでしょう(98年6
月8日・日本武道館)。坂口さんは言ってたよ。『小川個人があ
んなことするわけない!誰かに焚きつけられたんだろ!』って」

坂口はこの時点で、まだ旗揚げ戦を行う前のUFOとの絶縁を宣
言。その後、猪木との話し合いがあり修復に至ったが、翌99年
1月4日、小川が橋本に反則暴走したことで、改めて坂口はUF
Oとの絶縁を宣言。ところがこの年の6月、坂口は新日本の社長
を退任してしまう。

「私だけじゃなかったけど、納得がいかなかった。あのねぇ、坂
口さんは新日本を立て直した立役者ですよ。新日本はメインバン
クの三井住友銀行に12億8000万円の借金があったんです。

それをドーム興行やテレビ特番で、実直に返していった。最後の
負債を返済する時、私ら営業や、長州さんも同行したんだけど。
銀行に行ってビックリ。三井住友のお偉いさんがズラーッと並ん
で坂口さんを出迎えたんです。

そして、『またお貸ししますから、これからもどうかお付き合
いを続けて頂ければ』と。坂口さんがキッチリお金を返したから
向こうも揺るぎない信頼を感じたんだね。長州さんも言ってたよ。
『俺は坂口さんのこと、悪く言うこともあったけど、あの人はす
ごい人だと思ってる』って」

信頼していた坂口の社長退任後の体制については、上井も一言あ
るという。99年6月24日、新日本の株主総会にて、藤波辰爾
が3代目の社長に就任した。

「なんで?という感じはあった。実績を含めて、営業、フロント
サイドはみんな坂口さん、大好きだったから。あと、当時の現場
監督の立場から、長州さんを次の社長にという案もあった。

でも、坂口さんの後をやれば、嫌でも比較されるし、上回るのも
難しい。それに、藤波さんの顔もある。『出戻りなのに』と言わ
れる可能性もあるしね。

長州さんは、最後、おいしいところを持っていくタイプだからね。
猪木さん、坂口さんの次の社長が藤波さんというのは、順番とし
ては不自然ではなかった」

「藤波さんが、いいひとか悪い人かと言ったら、どう考えてもい
い人なんですよ。だだ、よく言われるように、一貫性に欠けると
いうか。

たとえば、僕らは今後の方針を決める“月曜会”という会議を毎
週頭に行っていたんだけど、そこで方針を決めても、翌日になる
と藤波さんがこう言うの『昨日、ああやって決めたけどねえ。
やっばり違う感じで行くから』と。

これじゃ、何のための会議かということになりますよね。まあ、
藤波さんにもいろいろと事情はあったんでしょうけどね」

話を戻して、橋本である。

橋本は、女性関係でもだらしなかったという。

「いやあ、でも、今思うとね。橋本なんてそっち(女性)方面は
本当にもっとひどかったからね(苦笑)。乗ってたベンツのダッ
シュボードから紙を出してさ。ニヤニヤしながら俺に『見てく
れ、このラブレター』って言うのよ。『えっ?誰にもらったの
?』って聞いたら、『違う。これから出す、下書き』って。かず
みちゃん(橋本前夫人)がいるのにさあ、不倫相手のラブレター
の下書きをダッシュボードにだよ。『お前、こんなとこに入れ
とったら、かずみちゃんに見つかるで!』って諭したんだけど、
『大丈夫、大丈夫』って。

でも、あっさり見つかって、かずみちゃんに大目玉食らったみた
いだけどね。相手は、これはかずみちゃんもよく言うんだけど、
大地(橋本の息子)の保育園の先生。まあ、なんちゅうか、無茶
苦茶なやつでしたわ」

橋本と小川の試合がなんであんなことになったかは、、金本浩二
が言ってたんだけど、選手がなんで思いっきり相手を攻められる
のかと言ったら、それは道場で一緒に練習したり、巡業で旅をし
て、信頼関係ができるからなんだと。

もちろんきつい練習に裏打ちされた選手たちの実力も当然あるん
だけどね。そういう部分では、橋本と小川の試合は、あまりにも
信頼が欠けていたよね。2人だけの関係じゃなくて、周りに翻弄
されたというか。そう、当時の新日本とUFOの関係が、橋本と
小川をああいう形にしてしまったんだろうね」