旅の楽しみのひとつに、列車に乗って各地の名物駅弁を食べる
ことが挙げられる。
駅弁人気は、デパートで駅弁大会のようなイベントが客寄せの
目玉になっていることからもわかる。
雑誌、テレビでも特集を組まれるほどである。
現在では、全国各地の駅弁の数は約3000種にも達すると
いわれている。
では、駅弁が初めて登場したのは、いつどこでだろうか。
その歴史は意外と古く、駅弁の第一号は明治18年7月16日
の東北本線の宇都宮駅だった。
その中身だが、ごま塩を振りかけた梅干し入りのおにぎり2個
にたくあんをつけて竹の皮で包んだもので、値段は5銭(今
でいうと約400円)だった。
随分シンプルである。
駅弁らしい駅弁の幕の内弁当の方は、明治21年に山陽本線の
姫路駅で売り出された。
現在の幕の内弁当同様、当時も玉子焼、かまぼこ、焼き魚など
駅弁の三種の神器が入っていた。