◆窃盗事件を担当する捜査第三課 | ぐーすけとりきのブログ

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 捜査第三課の中心業務は空き巣やスリ、万引き、車上荒らし、
ひったくりなど窃盗犯罪の捜査だ。警察庁の発表によれば、200
9年の刑法犯総数は約170万3044件。このうち最も多い罪種
が窃盗犯の129万9294件であり、日本の刑法犯の約76%が
窃盗で占められているのだ。


 刑法犯総数および窃盗犯件数は、2002年をピークとして毎年
減少傾向にある。しかし窃盗で問題とされるのは検挙率で、27
・9%と極端に低い。なかでも深刻なのは自動車・オートバイ・
自転車などの乗り物盗だ。盗難後に乗り捨てられた場合は犯人の
特定が非常に難しく、検挙率は10%にも満たない。


 こうした状況を受けて、数年前から警察庁は各都道府県警に防犯
意識の向上を呼びかけている。捜査第三課では盗難発生後の捜査
だけでなく盗難を未然に防ぐため、犯行手口の分析による防犯対策
に尽力している。各地の交番警察官と協力してパトロールを強化し
講演などで具体的な防犯法を市民に指導するのも大事な役目だ。


 なお、窃盗の中でもひったくりや侵入犯などは、傷害事件へと
発展する可能性が高い。というのも被害者からの抵抗を受けた結果
ひったくり犯が路上強盗犯に、侵入犯が侵入強盗犯へと変化する
など、いわゆる「居直り強盗」になりやすいからだ。このためこれ
ら窃盗犯は、捜査第一課で扱う凶悪犯罪と同様に重要犯罪と位置
づけ、捜査に力を注いでいる。


 また、窃盗犯は外国人犯罪と少年犯罪とも密接な関係にある。
外国人の窃盗は個人ではなく集団の窃盗グループが目立ち、背後
に大きな組織が潜んでいる場合がある。また、少年犯罪の大半を
しめるのが窃盗犯であり、当然ながら万引きも立派な窃盗である。
未成年のゲートウェイ犯罪(大きな犯罪の入口となる犯罪)を
防止・指導することは、犯罪予備軍を減らす意味でも重要だ。
このほか、盗難や遺失などによるクレジットカードや預金通帳
の金銭的被害も同部署の管轄で、これらに関しては詐欺犯罪の捜査
も担当している。


 ちなみに、新人刑事が最初に配属されるのが刑事部捜査第三課だ。
この理由は、同部署で扱う犯罪や手口が多種多様であるためで、
捜査に必要な技術的要素を数多く学ぶことが出来るからだという。