一般的にオーストラリア大陸より小さな陸地は「島」と呼ばれる
が、その正式な定義とは「自然に形成された陸地であって、水に
囲まれ高潮時においても水面上にあるもの」というもの。
これは国連海洋法条約第121条に規定されている。つまりどれ
だけ小さくてもこの要件を満たしていれば島と呼べるのだ。
日本の最南端に位置する「領土」沖ノ鳥島は北緯20度25分
東経136度05分にある「島」だ。東京から南南東に約1740
キロメートル離れていて、これは台湾よりも南にあたり、日本で
唯一熱帯に属する。
島であり日本の領土である沖ノ鳥島だが、その実体はというと
高さ約1メートル程度の岩が顔を出しているに過ぎない。東西約
5キロメートルの環礁に囲まれているものの、露出しているのは
たった二つの岩だけなのだ。
この岩、いや島が波によって浸食されてしまうと日本は約40万
平方キロメートルの排他的経済水域を失う事になる。そのため、
岩の周囲はテトラポッドとコンクリートの防波堤に囲まれ、なんと
か消滅を防いでいるのだ。
ここまでやる日本もすごいが、中国はもっとひどい。暗礁を埋め
たてて人工島を作っているのだ。2015年10月現在、中国が埋め立
てているとされている岩礁は、実効支配しているスビ礁、ファイ
アリー・クロス礁、 クアテロン礁、ミスチーフ礁、ヒューズ
礁、 ジョンソン南礁、ガベン礁、エルダッド礁(安達礁)であり
、地球上でやり取りされる原油や液化天然ガス(LNG)の半分近くが
通る世界経済の大動脈である南シナ海で、中国が岩礁を埋め立て
た人工島を軍事拠点化することを各国は恐れている。