12月にはクリスマスを祝い、結婚式は教会でという日本人だが
神父と牧師を区別できる人は意外に少ないのでは?
神父はカトリック派、牧師はプロテスタント派での呼び名である。
司祭とは、その名のとおりミサなどの儀式を司る者という意味で
上位聖職位のひとつ。教会ではこの司祭のことを尊敬の意を込めて
「神父」という。つまり司祭=神父である。
神父は、司祭として父のごとく信者をキリスト教の教えに導く
役割を果たすため、スペインやイタリアでは父を意味するパドレ
(padre)、英語圏ではファーザー(father)と呼ばれる。
牧師という名前は、聖書の中で、イエスが迷える人々を羊に、
自らを羊飼いにたとえていることに由来している。
この2つの教派について、簡単に説明すると、カトリックは正統
派教義に基づくキリスト教で、ローマ法王を頂点とする司教、司祭
信者というピラミッド構造で成り立っている。
一方、プロテスタントは16世紀の清教徒革命によって生まれた
新教のこと。権威を認めず、聖書のみに従うという教えである。
ちなみに「一生独身で過ごさなければいけない」というのは神父
のほうだけ。牧師は妻を娶(めと)れるし、既婚者でもなれる。