携帯電話の普及で滅多に使うことはなくなったとはいえ、病院内
や電波の届かない場所ではやっぱり公衆電話が頼もしい。ところが
公衆電話を使わなくなって久しいのでテレホンカードは持ってな
いし、あいにく10円玉もない。
仕方なく100円玉でかけてしまったが、たった1分ほどの通話
でおつりの出ないのを忘れていた……久々にこんな腹立ちを覚えた
人への「なぜだ!!」に答えよう。
単純に、小さな電話機のなかではおつりを出すシステムを機械化
できないからだ。入ってきた100円玉だけ保管し、10円玉は
ためておつりに回すよううにすると、現在の技術では、それと同じ
ことをこなしている街角のジュース自販機とはいわないまでも、
かなりの大きさの電話機になるかもしれない。
それに、電話料金は深夜や休日の割引もあり、その複雑なシス
テムまで記憶させて組み込もうとすれば、いかに極小のICチップ
を用いたにしてもどんなサイズになるか見当もつかないらしい。
それでNTTは最初から新機種開発を放棄しているのかもしれない。
非難の声のあることを承知で、
「100円玉はおつりは出ません」
と、相変わらず堂々と表示しているのだから。