◆3 B-29が日本降伏の原動力になった理由とは? | ぐーすけとりきのブログ

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 太平洋戦争で、日本はアメリカの大型爆撃機B-29による空襲
を受け、焼け野原となる。広島、長崎に原爆を落としたのもB-29
で、その爆撃能力が日本を降伏に追い込んだといってもいい。


 B-29が日本にとって、途方もない脅威となった秘密は、
高高度で飛行できたからである。いまでこそ、旅客機は高度
1万メートルの世界を当然のように飛んでいるが、第二次大戦
中、高度1万メートルを飛行できる爆撃機はB-29意外に
なかった。


 高度1万メートルの世界は、気温が零下であるうえ、酸素も
薄くなる。酸素が不足すると、エンジンの出力は上がらなくなる。
加えて、酸素不足と寒さが搭乗員を襲い、B-29登場以前の機内で
は、搭乗員がまともに活動できなくなっていた。


 B-29の開発スタッフは、その難題を克服した。まずはエンジンに
空気圧縮機の一種である過給機(かきゅうき)を取り付け、高高度
でも十分エンジンが燃焼できるようにした。さらに、機内をいまの
旅客機のように与圧し、暖房装置もつけた。これにより搭乗員は
正しく判断し、機敏に動けるようになった。


 日本の戦闘機はB-29を迎え撃ったが、過給機がなかったため、
1万メートルの高度に到達するのに40分もかかった。しかも、
空気の薄い高度1万メートルの世界で旋回すると、たちまち揚力
を失い、数百メートルも高度を落とした。ふたたびB-29の近く
まで上昇するには時間が必要で、その間、パイロットは酸素不足と
過酷な寒さに耐えなければならなかった。


 さらに、B-29に接近しても、返り討ちにあった。B-29は11門
の機銃を機体の各所に取り付け、ハリネズミのように武装していた。
加えて機体は頑丈で、少々の銃撃ではびくともしなかった。


 日本の戦闘機乗りはついにB-29に体当たりを仕掛けるようになる。
そうでもしないと、B-29を地上に落とすことは不可能だった
のだ。


 やがて、B-29の援護に、やはり過給機をつけたP-51マスタ
ング戦闘機がつくと、日本の戦闘機は、B-29に近づくことさえ
困難になった。