●5 独裁者リンカーン | ぐーすけとりきのブログ

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 リンカーンが議会や憲法を、非常時とは言え、ないがしろにした
ことは意外と知られていない。


 南北戦争開戦直後、正規兵の増員を行い、ついで大統領の名の
もとに志願兵を募るのだが、当時の憲法に従えば、いずれも議会
がその権限を有していた。最終的には議会が折れてこの権限を
移譲するものの、これは文句なしの憲法違反だった。


 また、議会の承認を得ずに国債を発行して戦費の調達に充てる、
戒厳令を発令するなど、その独裁者ぶりが当時大問題となった。
戦時の大統領が誰かの意見をいちいち聞く必要はない。今も変わ
らないアメリカ大統領の行動理念を、リンカーンも確かに持って
いたのである。


 最期は暗殺されることによって晩節を汚すこともなく見事に伝説
と化したリンカーン。そんな彼を「民主主義の殉教者」などと呼ぶ
こともある。しjかし、その足跡から浮かび上がるのは、まぎれも
ない「アメリカ大統領」の姿なのである。