▽「警察官=体育会系」はもう古い?
「踊る大捜査線」の青島刑事は、刑事に憧れてコンピュータ
会社の営業マンから転職してきたという設定だった。基本的に
警察には新卒や既卒といった枠の概念がなく、年齢などの一定
の基準を満たしていれば誰でも受験できるため、実際に他業種
から警察官へ転職する人も少なくない。
採用の基準は職種などによっても異なるが、一般的な警察官職
の場合は、30歳未満で、身長・体重・視力が一定の要件を満た
していること。さらに職務執行に支障が生じるほどの障害がない
ことなどが条件となっている。
ちなみに、身長・体重・視力についてはあくまでも目安で、こ
れを満たしていないと絶対に合格できるできないというわけでは
ない。それ以上に評価できるもの、たとえば過去に剣道や柔道
の大会で優秀な成績を収めているとか、語学が堪能であるといった
経歴やスキルがあれば、少々体格が見劣りしても、採用される
可能性が十分にあるのだ。
また、近年では多様化する犯罪に対応するため、より専門的
な知識を持つ人材の募集も幅広く行われている。
たとえば、警視庁では外国人による犯罪や、コンピュータを
使ったハイテク犯罪に対応するための「特別捜査官」という制度
を発足。電子工学やソフトウェア開発、情報セキュリティといった
分野で職務経験を持つ人材を即戦力として採用する動きが強まって
いる。
こうした犯罪は年々、巧妙化してきているだけに、十分な専門
知識を持つ民間からの採用は、今後もますます増えていくことに
なるだろう。