星飛雄馬は身長が低いため致命的にボールが軽く
それを補うために大リーグボール養成ギブスを
使っていたが、そもそも「珠が軽い」ということ
があるのだろうか?
球の重い軽いは、いくつかの考え方があるが、
万人が納得できる答えはないそうな。
飛行中のボールの運動はスピードとスピンに
よって決まる。
スピードが同じでも力学的に違いがあるとすれば
それはスピンの違いによるはずだ。
1つの考え方は回転数が多いほどボールが
持つ力学的エネルギーが大きくなるので
打った時に重く感じるもの。
2つ目はバットを押す力の方向がボールの
回転で分散されるので回転数が多いほど
軽く感じられるというもの。
二つ全く逆の結論である。
名古屋大学総合保健体育科学センターの
桜井伸二助教授(当時)によると、
「個人的にはボールの重い軽いは体重計で
量れるような力学的な力の違いというより
手応え、すなわち、感覚の問題だと思っています
投球は初速に比べ終速は一般に10%ほど
減速します。
この減速率が小さい、つまり伸びのあるボール
ほど、打者のタイミングが遅れてバットの
芯をはずれ、結果的に重く感じられるのでは
ないかと思います。
回転数の多いボールほど減速率が小さいと
考えられていますが、
これも実験で確かめられたわけではありません」
ということである。