読む人の少ない新聞の「社説」。
その原稿を担当しているのは、各新聞社の
論説委員だ。
各新聞社には、20人ほどの論説委員と
呼ばれる役職の記者がいて、政治、外交、
軍事、経済、教育といった専門分野を持ち、
その日のテーマに合わせて、専門の
委員が執筆している。
一応、論説委員会全体の会議を開いて
意見は出し合うが、基本的には論説の
方向性は専門の委員に一任されている。
そのため、社説は、明確な意見というよりも
無難な解説記事にまとめられることが
多くなる。
基本的に年功序列で選ばれる論説委員
は、いわば新聞記者のなれの果て。
取材もあまりしないで、論説委員室で
本や雑誌を読みながら一日を過ごす。
そういう人が書く社説は、わかりきった
ニュースをまとめたものになりがちな
のである。