グッチ、エルメス、セリーヌ、アイグナーといえば
いずれもヨーロッパの一流ブランドだが、これらの
ブランドには共通点がある。
それは「馬蹄形」を自社のシンボルマークにしたり、
財布やスカーフなどのデザインに使用したりしている
ということである。
これは、ヨーロッパなは古くから「馬蹄形は悪魔を
退ける」という伝説があるからだ。
ヨーロッパにはこんな伝説がある。
959年に、元蹄鉄工のダンカンという人物が
カンタベリー大司教になった。そのダンカンのもとに、
あるとき、人間に化けた悪魔が訪れて
「足に蹄をつけてくれ」と頼んで彼を試そうとした。
ダンカンはそれが悪魔だとすぐに見破り、
彼を壁に張り付けると、わざと痛いやり方で
蹄を打ち付けた。そして泣き叫ぶ悪魔に
「ドアに馬蹄を付けた家には、今後いっさい近寄らない」
と誓わせてから、彼を解き放してやったという。
こうしてヨーロッパでは馬蹄をドアのノッカーに
使う習慣が生まれ、やがて「魔除け」としても
使われるようになったというわけだ。