結婚をしたある女性がこんな話をしてきてくれました。

「子育ての大変さを友達とかに聞いたりすると、

自分に本当に子育てが出来るのかと不安になってきます」

＊

この女性にはまだ子どもがいないのですが、

生む前からそういう話を聞いていたら当然、不安になりますよね。

経験したことないのですからブルーになって当たり前。

ボクはどう答えていいのかしら？と考え始めたのですが、

そんな気の利いたことを言える人ではないので、

思ったことをそのまま伝えました。

「僕は子育てをしたことがありません。

どんな大変なのかも分からないし、

また、どんな素晴らしいものなのかも分かりません。

だから、不安を解消する答えなんか見つからないのですが、

子育ては成果や結果が見えないものです、いつまで経っても。

そして、終わりもありません。

子どもが成長し、大人になってどんな生き方をしようとも、

それ自体は子育ての成果ではないし、

どう育っていけば子育ての良い結果なのかも判定出来ません。

成人することで一応の子育ての終わりはあるのかもしれませんが、

親が子を想う気持ちは一生涯続くわけですから、

そういう意味では子どもを育て上げるというのに終わりがありません。

何が言いたいかと言えば、

成果や結果や終わりや出口なんてそもそもないのだから、

不安に思う必要はないですよ、ということです。

不安に思っている時というのは、

果たしてこれは上手くいくのだろうか？という成果や結果を求めている時です。

成果や結果や終わりはないから気負う必要はないと思っていてください。

それよりも、“誰にでも出来る経験ではないことをしている”と誇りを持ってください。

僕は結婚をしていません。子どももいません。

ということは、子育ては出来ません。

あるいは、子どもがほしくても生まれなかった夫婦もいますね。

だから、

“誰にでも出来る経験ではない、すごいことを今からする”とだけ思っていてください。

“成果や結果が終わりがないから子育ては素晴らしいんだ”と思ってください。

成果や結果があると思うから苦しいし不安なのですから。

そんなのないのです。

自由なのです。

成果や結果を求められているなら、みんな緊張して子どもを育てられませんから。

あなたの周りにはたくさんのパパ・ママがいるだろうから、

子どもを持ち、育てるのは当たり前のように感じるかもしれないけど、

本当はそんな経験を出来るのはそこまで多くないのかもしれませんよ。

だから、もしこれから子どもができたら、

“誰にでも出来る経験ではないことを私はやれるんだ”と思っていてください。

“その体験・経験自体がすごいことなんだ。

成果や結果はないから、子どもと共に（親も）育ち、毎日を面白がっていればいいんだ”

とだけ思っていてください。

そうは言ってもまた不安になるでしょうから、

何度も何度でもお伝えした言葉を思い出してもらえたら嬉しいです。

あと、最後にもう一つ。

“私、不安なんです”と言えることは、これまたすごいことなんです。

誰かに“私、不安なんです”と言えることは、すごいことなんです。

不安な時はそうやってまた誰かに言ってください。

必ず、支えになってくれる人が現れます。

みんな、不安でもそれを隠して生きていることが多いものなんですから。

不安な時に不安ですと言えるあなたはすごい人です。

すごい人がすごい体験をするんだと思っていてください。

本当にヤバイのは不安でも不安と言わず、

大変なのに最高です！って言う人なのですよ。

ほら、なんだか、不安でもいいかと思えてきたんじゃありませんか？

ほら、なんだか、子どもができたらすごい体験出来そうだって思えてきませんか？」

とまあ、そのようにお伝えしたわけですが、

これは決して子育てをしている人だけがすごくて、

子どもがいない人がすごくないという意味合いではもちろんありません。

子どもはたくさんこの世にいたとしても、

そして、アナタが何人も子どもを生んだとしても、

その生んだ子どもはそれぞれこの世にたった一人しかいない存在のだから、

その子に出会えたこと自体がすごいことだし、

その子を育てる経験自体がすごい体験なんだと思ってほしいという意味です。

子どもは商品ではないので、成果や結果なんてものはありません。

それをあるように錯覚してしまうと苦しくなりますね。

生まれてきただけで結果は100点、合格なのです。

「良い子」に育てなきゃと思う必要もなければ、

「良い親にならなくちゃ」と思う必要もない。

それは誰にとっての「良い子」「良い親」なの？

ぐずるからストレスが溜まり、思い通りにいかないから腹が立ち、

寝てほしい時に眠らず、あやしても泣き続け、

心も身体も疲れてくる時が子育てにはあるでしょう。

そういった話を聞いたり、想像するだけで「不安」だと思うわけですが、

でも、本当にそうなるかどうかはやってみないと分からない。

その不安は杞憂に終わるかもしれない。

イヤイヤ期がない子だっている。

「拍子抜けするぐらい手のかからない子でした」と語る親もいる。

僕は何人もの方とイベントなどでお会いしてお話してきたが、実際にそう語る人はいる。

今から不安になるのはもったいない。

不安になるのは、今、使うべきエネルギーなのに、

それを未来に先送りしているからそういう感情が湧いてくるんです。

「あなた、心ここに在らずになってますよ」って教えてくれてるんです、

不安という感情を使って。

せっかく、今、楽しい新婚生活を送っているなら、

そのことだけを楽しんでくださいということですね。

そして、まだ子どもはいないのだから、

不安は子どもができてからでも遅くはない(笑)。

それよりも、その不安という名のエネルギーを、

「子どもが生まれたらいいな」という楽しみのエネルギーとしてどうか使ってほしいな。

そう思ったある女性とのやり取りでした。

---------------------------------------------------

現在、運営中のオンラインコミュニティ「トクラボ」でも、

こういった話をメルマガや座談会でして気づきを増やしています。

3月からのメンバーも募集再開しましたので、

興味、関心ある方はぜひご参加お待ちしています。

【オンラインコミュニティ“トクラボ”】

＜内容＞

・月2回のオンライン座談会（毎回90分～120分）

※リアルタイムで参加出来なくても録画版を後日配信。

・メルマガ配信（オンライン座談会での補足部分等をコラムにて配信）

・これまでのトクラボ座談会の切り抜き（ショート）動画配信
月途中の参加でも参加費は変わりませんので、ご承知おきください。
（※月途中の退会でも参加費の返金はございません）

▼オンライン座談会の一部動画▼

---------------------------------------------------

ご参加される方は以下よりお申し込みをお待ちしています。

トクラボメンバー3月度参加する方は⇒こちら

＊　＊　＊　＊　＊

応援ポチポチ

お手数ですが、下のバナーをクリックして応援してもらえたら嬉しいです。

ブログ一番下の「いいね」も押してもらえたらありがたいです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

▼クスドフトシの著書一覧▼

「余計なこと」は全部ゴミ箱へ: そう考えたら、よかったのか! (王様文庫)

Amazon（アマゾン）

1〜3,294円

:

:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-

無料メルマガの登録は⇒こちら

:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-

⇒執筆・講演などお仕事の依頼はコチラ

すごい人のすごい体験