日本のカワイイカルチャーの闇の訳 | Yukariのブログ

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日本人の若い女の子がかわいく幼稚な振りをするのは、そうしたほうが得だということを、小さな頃から学習しているからだ。

頑張って勉強しても、男性と同じ給料をもらえず、同じようには昇進しないことを、肌感覚でわかっている。

よい大学に行き、しかも可愛くしておいて、若いうちに稼ぎのよい男性と結婚し、息子を産み、良い大学に行かせること。

卒業後の残酷なまでの賃金の差が、
日本人女性を幼稚で画一的で、しかも性的化された枠に閉じ込めている。

アニメやアイドルの幼くて、しかも、露骨に性的な描かれ方がそれを象徴している。

上目遣いの大きな目の幼い顔と、不釣り合いな大きな胸、パンツが見えそうな短いヒラヒラのスカートに甲高いアニメ声。
おっちょこちょいで天然で、恥ずかしがり屋なところ。

このカワイイカルチャーは、現代日本の文化の誇らしいところではなく、ジェンダーの不平等による賃金格差が生み出したものである。

歳を取ればとるほど男性との平均賃金格差が開いていく残酷な現実。

幼さと可愛さを売り物にし、自分をマーケットに出すことは、理不尽な世の中で生き抜こうとするしたたかな女性の生き様なのだ。

日本のシングルマザーの貧困率は、約50%である。

そうさせているのが、国会議員の男女比である。
諸外国と比べると日本の異常がひとめでわかるだろう。

ジェンダーの不平等を無くしていくには、
女性議員の数を増やし、女性の賃金と雇用形態を改善していくしかない。

政党別に、女性議員の数を調べるとどの政党が口ばかりで、ジェンダーの平等に取り組む気がないのかわかる。

そして、日本のジェンダーランキングは、下がり続けている。

日本のジェンダーギャップへの取り組み方が遅すぎるからだ。世界は進んでいるのに。

これでは、益々少子化に拍車がかかり、経済も幸福度も上向きにはならない。

同じように高度な教育を受けて、女性の賃金の平均が男性の賃金と比べて、年齢と共に段々と格差が開いていくのは、おかしい。
年齢別賃金格差グラフは、真実で、残酷だ。

そして女性を非正規雇用で働かせ、育児と家事と介護に縛りつけている。
それは能力のある高学歴の女性だけでなく、誰にとっても、不幸である。

ジェンダーギャップと、幸福度ランキングは、比例している。北欧の国々は、ジェンダーランキングも幸福度も高い。

そして、幸福度ランキングと自殺率も比例する。女性を女性らしさの箱の中に閉じ込めようとする国は、皮肉なことに男性の自殺率が高い。
女性を性的対象、または、便利な家政婦の二択としてか見れず、対等で優しい関係が築けない男性は、家庭の中で徐々に孤立していき、高齢とともに頑なで孤独になるからだろう。

女子よ、政治家になるために勉強をしよう。
そして、声をあげよう。
女性のためだけでなく、男性のためにも。

もう、上目遣いで、かわいい声で男たちに媚びる必要はない。

自分を作らなくていい。ありのままでいよう。

Girls, be ambitious!


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