先に言います。

飛距離が出ているのが絶対に良いということはないです。

池江さんは遠くに飛ぶより勢いを取っている感じです

飛距離が出るほどの飛込は勢いがあるけれど、飛べば飛ぶほど入水時の勢いは小さくなっていく

近くに突き刺すように入水すればするほど勢いはあるけど、その分水の抵抗を受ける距離が延びる

 

どっちをとるかは飛距離重視、勢い重視の飛込のメリットデメリットを考えたり、種目で変えたり、自分の体にあわせるといいと思います。

 

僕は飛距離をとっています。

 

良い構えができたら、素早く反応したり、飛距離、勢いを出したりできるかもしれません

 

しかし完璧な構えでも、体の連動制がなければ飛距離も勢いもでません

 

飛距離や勢いをだすために重要なのは「連動制」だと思います。 もちろん筋力も必須ですが、体の起動する順番やタイミングが適切でないと飛距離、勢いはでません。

 

以下にポイントをまとめました。

 

  • 後ろ脚から起動する
  • 後ろ脚で体を前傾姿勢にし、前脚に体重を乗せる

両脚が一緒に動いていると前傾姿勢が作れず、位置エネルギーや前脚にかけた体重の反作用を得られず勢いよく飛ぶことはできません。

また前脚に体重が乗る前に前脚を伸ばすと、上に高く飛んでしまい、遠くに勢いよく飛び出すことはできません

逆に前脚を伸ばすが遅いと、勢いはあるけれど手前に突っ込んでしまう飛込になってしまいます。

言葉では簡単に言えてしまいますが、前脚に体重が乗ったいいタイミングで前脚を伸ばす必要があります。

ここまで連動制の話をしましたが、筋肉の話をします。

 

音に対して素早く反応して、遠くに勢いよく飛ぶには、素早い筋収縮が必要です。

それも自分の体重を静止している状態から動かすための大きな力が必要です。

 

つまり瞬発力が必要になります。

 

ピストルの音に筋肉が瞬時に「ピクっ」と反応できても、その筋収縮が弱いものでは、勢いよく体を動かすことはできません。

 

まとめ

いいタイミングで脚を起動させる

素早い筋収縮を獲得する