この週末に、全国の実行委員による各委員会が開催されました。

いよいよ今年の大会も本格始動です。
地区大会も本当の意味で全国規模になってきました。参加者も年々増え、大会そのものも大小あわせて様々な新しい取り組みを増やしていっています。

今年の大会に関する詳細は、ゴールデンウィーク明けにも発表があります。

ことしもどうぞよろしくお願いいたします。

ETロボコン2012
今日は、大学の恩師である長岡先生のご紹介で墨東大学というところの「カレー考2」というプロジェクトに参加してきました。

曳舟駅から歩いて数分の「キラキラ通商店街」というところの中にある、今はもう営業していない店舗を基地にして、ここを中心とした一体を「キャンパス」として捉えて、街からの学びを得ていくというプロジェクトです。

今日は、商店街で買えるものだけを使ってカレーを作る、というプロジェクトでした。

雨の中歩くのはちょっと大変でしたが、下町の情緒があふれる商店街で、お店の人と会話を楽しみながらカレーの中身を考えるのは、とても楽しかったです。

墨東大学の「メタファとしての大学」という考え方、なかなか興味深いです。墨東大学のプロジェクトは2年を過ぎてまもなく終了されるそうです。これまでの「講義」がまとめられた冊子をいただいて帰りました。これは墨東大学のホームページでもダウンロード可能だと思います。ぜひご一読ください。



How to make a smiling face ~笑顔の作り方~


How to make a smiling face ~笑顔の作り方~


How to make a smiling face ~笑顔の作り方~


How to make a smiling face ~笑顔の作り方~


How to make a smiling face ~笑顔の作り方~


How to make a smiling face ~笑顔の作り方~


How to make a smiling face ~笑顔の作り方~


How to make a smiling face ~笑顔の作り方~


$How to make a smiling face ~笑顔の作り方~
今、パンを焼いています。全粒粉の入ったシンプルなパンです。

$How to make a smiling face ~笑顔の作り方~


パンを習い始めて、相当経ちました。振り返ってみると、2007年ぐらいから始めていたようなので、そろそろ5年にもまりましょうか。

教室では全ての課程を終え、(独自のですが)「師範」という称号もいただきましたが、それでも今日パンを焼いてみると、新しい発見が多いこと。

生地を捏ねながら考えました。

今、わたしがこうやってパンを焼いていたとしても、多くの先人たちもまたパンを焼いている。そしてその人たちは独自の世界である「離」を歩いていたとしても、後から歩いているわたしたちにとってそれは、また新たなる「守」となるのではないか。

おいおい。こりゃ、まだ学ぶことは相当多いぞ。

日々の仕事を淡々とこなしているのだとしても、そこからは何でも「とっとと」学んでいかないと、ただそのレベルを維持するだけでも、覚えるべきことは次々と増えていってしまう。

「破」のレベルに到達するだけでも大変なことなんだなと。


守破離とはいいますが、これはもし人の学びが「線分」で表せたとして、均等に三等分とされるものではない。きっと9:0.7:0.3ぐらいの比なんじゃないでしょうかね?この比率に根拠は全くないんですが。
でも、確実に「守」が長いことは確か。

そう思って、日々の仕事に向き合おうと思った、昼下がりのリビングでした。

焼いているパンと、今夜のメインディッシュ「和風ビーフシチュー」は、できあがったらこちらのブログでお披露目します。


今日はこんな感じ。

「ブログを書くまでがイベントです」なのに、こんなに遅くなって申し訳ありません。

無事、Agile Japan 2012 仙台サテライトのふりかえりワークショップで、ファシリテーターのお役目を終えることができました。

ご参加いただいたみなさま、スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

わたしの出番は最後のセッションだったので、みなさんと他セッションに参加させていただきながらも、みなさんと会場の様子をうかがっておりました。

ご当地、仙台で技術者のコミュニティ活動をされており、今回の委員でもある石川愛さんの事例発表から、サテライトのセッションはスタート。ご自身がSEとして仕事をする中で経験してきたアジャイルの導入に際しての「姿勢」を、参加者のみなさんとの「問答」で説明されていく内容でした。自分の経験からの想いを伝えていくと、とても熱のある言葉になってくるのがよくわかりました。

2番目のセッションは、東京での業界仲間というか、大阪時代からよく存じ上げている、現在はVOYAGE Groupでアジャイルの導入を推進しているこしばさんのセッション。
こちらも、自身の辛い経験を乗り越え、今の自分がどのように「在る」のかを語る熱いセッションでした。まあ、こしばさんは普段から熱いんでどってことないんですが。(・∀・)

熱いこしばさんのセッションで生まれた言葉の数々と、ふりかえりのKPT。
$How to make a smiling face ~笑顔の作り方~


最後にわたしの「ふりかえり」ですが、当初のテーマは「ふりかえりを通して参加者のみなさんに、明日から何かを変える勇気を持ってかえってほしい」という、石川さんの想いにお応えする内容にしようと思っておりました。

しかしながら、もうここまでのセッションで、会場のみなさんは自分たちがなぜここにいるか、次に繋がる行動への勇気、明日から何をしようか。もう十分盛り込まれておりました。

なので、わたしは「もうここまで『想い』は出来上がっているのですから、明日から使える『テクニック』のお話をします。」ということで、内容をちょっと変えてみました。

変えるといっても、ふりかえりのワークそのものは実施しました。ただ、それはもう「これまで十分みなさんで討議してきたことはわかっていて『ロールプレイング』として対話をしてください。」という前置き。

ちょっとだけにしようと思っていた「ふりかえりとは何か」の部分を、予定より多めにしました。

この本の内容をご紹介して


アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き/Esther Derby

¥2,520
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ふりかえりのフレームワークを説明しました。



とまあ、セッションはこんな形で進みまして、いよいよ懇親会。
普通、懇親会のほうが盛り上がるぐらいがちょうどいいと思っているので、ここが本番ですね。

特にわたしは意図して「震災」の言葉を使いませんでした。いや、自分のセッションでワークを始めていただくときには、自分でもこの言葉をどう使っていいのか考えながらここまできた、という話をしました。
参加されたみなさんは、わたしが経験した以上のことや思いを、震災に対してもっていらっしゃる方ばかりです。そしてみなさんとお話する中で、震災からの復興というのは、まだまだ実感できない状態なんだということもわかりました。

仙台は東北の中でも屈指の大都市です。これだけの産業的地盤があれば、これまでは地元の仙台で働き続けるつもりでいた方ばかりでしょう。しかし、震災の影響でいまだに雇用が不安定な状況とのことです。特に今までは仙台でできていた仕事も、東京やその他の都市でやらざるを得ない状況とか。

仕事をみつけるために東京に行くことはできたとしても、それでは本当の意味での復興にはならない。

今、仙台に必要なChange!は、震災を乗り越えて新しい仙台を作ること。

わたしには、そんなメッセージを感じることができました。

ノマド、Co-workingなど、新しい形での仕事の仕方が可能になってきたIT業界ですから、この業界が先頭になってできることはたくさんあるはずです。

幸か不幸か、東北では今まで「制約」とされていたかもしれないことまで、自然の力が壊していってしまった部分もあります。元通りではないかもしれない。それでも立ち上がるしかないのが人なわけですから、思い切っていろいろなものを、いや、意識を変えていくチャンスなのかもしれません。

とにかく未来をどう作っていくか。そんな話で盛り上がった懇親会からは、チャレンジしたくなる大胆なアイデアも出てきました。わたしもそれに加担させていただくつもりです。

他会場にご参加のみなさま、そして仙台サテライトに参加できなかったみなさま、ここから始まる「新しい仙台・東北」に、乞うご期待です!

$How to make a smiling face ~笑顔の作り方~
久しぶりのこのブログ更新です。ご無沙汰しております。

早速ですが、Agile Japan 2012 仙台サテライト開催にて、ふりかえりセッションのファシリテーターを務めさせていただくことになりました。

Agile Japan 2012 サテライト仙台

昨年は震災直後で、本当に開催できるか危ぶまれていたそうですが、みなさんの努力でなんとか開催できたとのこと。

今年は、そこからの1年をふりかえるという意味も込められている、他の会場とは意味合いの違う開催であると思います。
そこに登壇させていただくのは大変光栄であり、また大変責任も感じて、いつになく緊張しております。

仙台の方はもちろん、できれば遠方の方でも仙台まで参加可能な方はぜひいらしていただきたいと思います。
またたくさんの方とお会いできることを、心から楽しみにしています。
すいません、すいません、すいません。

タイトルは完全に“釣り”です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、株式会社アッズーリはSI事業を、社長の濱が社外取締役を務めておりました株式会社アジルコアに、1月1日付けで譲渡することになりました。

それに伴い、わたしもアジルコアに移籍いたします。そのため一度退職という形になりますので、みなさまにお知らせする次第です。

ただ、今後もアッズーリという会社は存続し、アジャイルを中心としたコンサルタント業に専従するための準備期間に入ります。

詳細については、後日出ると思われる会社からのプレスをご参照ください。

事業譲渡について社長から話があったのが、今年8月に行われた会社の合宿でした。
それ以降、自分なりには思い悩むこともあり、一部の方にはご心配やらご迷惑やらおかけしました。申し訳ありませんでした。

これまでの自分の心情や今後への思いなどは、事情をご存知の方に限りFacebookやmixi日記にて、後ほどお話させていただきます。

いままでアッズーリの社員として、みなさまには大変お世話になりました。今後はアジルコアの社員としてより多くの場所で活躍できるようがんばりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

成功することを決めた―商社マンがスープで広げた共感ビジネス (新潮文庫)/遠山 正道

¥460
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この本との出会いから紹介したいと思います。

最近、どうも思考がネガティブになりがちだったので、移動時間などを何かに集中させておくため、常に本を読むようにしています。欲しい本があり、文庫の平積みを探していたのですが、一向に見つかりませんでした。

そこになぜか、わたしが探していたミステリー本の表紙とは、おおよそかけ離れたデザインの文庫が、それも逆さまで斜めに置いてありました。
これも平積みなのかと思って手に取ったら、たった一冊、この本だけが置いてありました。

まるで、誰かが「読んでおけ」と言っているように感じました。わたしは迷わずこの本を買って帰りました。

著者、遠山正道さんが、三菱商事の商社マンとして社内ベンチャーで「Soup Stock Tokyo」を興し、成長させる道のりを書いていらっしゃいます。

わたしもSoup Stock Tokyoのスープとお店は大好きです。本の中に書かれているペルソナは、まさにわたしそのものでした。
実に綿密に「ストーリー」を描き、それに向かって「成功するんだ」と決めることで実現してきた様々なものを、とても好感がもてる丁寧な読みやすい文章で、まるで目の前で語ってくれているかのように書かれています。

この本に対する感想は、3点あります。

<まるで本当に起こったことのような、物語のプレゼンテーション>
第一章の最後に、遠山さんがスープをメインにしたビジネスの開始を、会社の役員向けにプレゼンテーションするための資料が掲載されています。これは当時作成したそのものとほとんど変わらないそうです。

商社のプレゼン資料といえば、図やキャッチーなフレーズを駆使して、まるで広告を見ているようなものを想像しますが、この資料は全く違います。
実際のものにはあるのかもしれませんが、掲載されているものに、図は一切入っていません。ただ1つだけ、表紙に男の子が美味しそうにカップのスープを飲んでいる写真があるだけ。

資料の中身は、簡単に言えば「ペルソナ」です。しかし、わたしがこれまで見てきたどのペルソナよりもそこにはストーリーがありました。「スープのある一日」と題して、想定した人物がどのように生活の場面でスープと関わっているのか、ということを綿密に想定して、その人の一日を綴っています。

ただ物語が続くのではなく、その中にきちんとビジネスのコンセプトや施策が書かれています。顧客の顔が見える文章と、それを作り出す仕組み仕掛けのバランスが、素晴らしい文章となっています。

資料の最後には、既にベンチャーは進められていて、このように成功“した”という想定ではありますが、まるで報告書のようにそこまでの成功を“振り返って”います。
これを役員に提示する遠山さんという方は、なんとユニークな人なんだろうと、会ってもいない人がよくわかる気がする内容です。

この資料の部分を読むだけでも、とても価値のある本だとすぐに思いました。
そしてこの資料は、今でもスマイルズの人たちがバイブルとして持ち歩いているそうです。

<簡単に独立しないしたたかさ>
遠山さんは、社内ベンチャーで起業し、すぐに独立することは考えていなかったそうです。むしろ、独立することは当初まったく考えていなかったのではないでしょうか。

三菱商事という会社のキャパシティを十分利用して、ある意味自由に挑戦できるメリットをよく知っていたのだと思います。わたしも中堅ソフトウェアハウスから、全社員が10名前後の会社に移ってから、キャパシティというものの強さを思い知りました。

やりたいことがあるにしても、そこには様々なリソースが必要となります。小さな会社は意思決定は早いです。自分から「やりたい!」と手を上げれば、自分自身も追いつけないぐらいのスピードで物事が進むこともあります。しかし、たとえどんな企業であっても、ビジネスを始めるためには「背景」が必要です。

「どう成功させるのか」「そのためにどんな戦略を持っているのか」

これらを準備するのに、キャパシティは大きな効力を発揮します。

何百人、何千人と社員のいる会社なら、どんなに新しいことであっても、それに関するスキルや経験を持った人がいる「可能性」が高くなります。もしくは、ビジネスに関する強い「思い」を持った人と内部で出会えることもあると思います。人員的なリソースを、大きな会社は既に抱えている可能性があります。

また資金の問題もキャパシティが解決できるケースもあります。

堅実に利益を上げている会社は、その利益を更なる成長のために使います。より成功の可能性が高い、新たなビジネスに投資することも視野にあるわけですから、そこに適う提案をすれば、自分で資金を調達しなくてもビジネスを始められることもあります。

このような大企業のメリットについて、同じことを言っていた人がいました。SonicGardenのCEO 倉貫さん(@kuranuki)です。
倉貫さんも某大手SIerで社内ベンチャーとして起業し、最近そこから独立しています。

彼のキャリア戦略やビジネスに関する考え方は、とても頷けるものなので、ぜひ読んでみてください。


ビジネスにはある程度「賭け」は必要なのかもしれませんが、それはビジネスの目的ではありません。逆に「どうすれば確実に成功できるか」を考え続け、行動することがビジネスですから、リスクを少なくする手段があるなら、それは大いに利用すればいい。ただし、一人勝ちでは理解されないので、投資する企業の側にもメリットがあるように考える。本当に独立が必要なのかどうか、考える時期は絶対に来るものだなと、この本にも、倉貫さんの言葉にも感じ取ることができました。

起業 = 独立

この構図が全てではない時代なのだと感じました。

<“顔”のあるビジネス>
特に「顔」という言葉を出して、説明されている文章はありません。「顔」という言葉を連想したのはわたしの感想です。

スープに対するこだわり、店舗に対するこだわり。遠山さんが思い描くビジネスのそこここに、こだわりという言葉が多く使われています。それは顧客にお店を愛してもらえるように、愛情を注ぐことだと感じました。だから、このビジネスには、人のような表情があって、お客様という人を愛する有機体なんじゃないかと思わされました。

その顔とは、スマイルズの社員であったり、店舗のパートナーであったり、遠山さんそのものであったりするのかもしれません。その、ひとりひとりがこのビジネスの顔となって、Soup Stock Tokyoという有機体を構成している。それを強く感じます。

全てが成功事例ではありません。辛く厳しい時期もあり、それをどう乗り越えたかということも書かれています。

それですら、人が働くことに対して何を悦びに感じるか、顧客は何に惹き付けられるのか、ということがよくわかって、そして青春映画を見るような、ちょっとセンチメンタルで心があたたまる物語でもあります。

仕事に疲れてしまったとき、ちょっと背中を押してもらえる本だと思います。
時間も経っているうえ、会の要点をうまくまとめられていないと思います。
感想中心になっておりますが、ご容赦ください。

去る10月27日(木) Tech総研様主催の「MUP48×広瀬香美さん×Tech総研 IT女子会」へ参加してまいりました。

この会は、女子で構成されたIT関連のコミュニティが、Tech総研様が主催するMushUpAwardを介して連携し、IT業界の女子会を開催しようという趣旨の会でした。

詳しくはこちらをご参照ください。
ATND:MUP48×広瀬香美さん×Tech総研 IT女子会


この会に参加て感じた、いくつかの感想を挙げたいと思います。

・広瀬香美さん、若くて綺麗!
・21世紀のIT女子は実にかわいい!
・真に自立した若い女子が増えている!

<広瀬香美さん、若くて綺麗!>
広瀬さんはわたしと同い年です。ご本人を目の前にしたのは始めてでした。
メディアでは、顔立ちからなんとなくふっくらとした印象を受けますが体型は実にほっそりとしているし、なんといっても足が細い!の印象が強烈でした。

ご本人は機械音痴のようなことをおっしゃっていましたが、週間アスキーの連載も持っているぐらいですから、PCやスマートフォンなどが本質的に好きだとおっしゃっていました。
パネラーからの質問で、なぜTwitterやブログ、Facebookも続けられるのかと聞かれたら、やはり好きだから、という答えでした。
見た目の若さもありますが、このような好奇心が若さの秘訣なんじゃないかと思いました。

そして、パネルの最後に「みなさんへのメッセージ」があり、これがなかなか心に響きました。
その内容はどうやらTeck総研さんの記事になるようなので、そちらをご参照ください。ネタバレはやっぱりしないようにします。

<21世紀のIT女子は実にかわいい!>
まあ、21世紀という表現は大げさかもしれませんが、自分がこの業界に入ったのがまだ20世紀だったこともあり、ずいぶんと変わったなー、と強く思ったのでこう書いてみました。

ハード/ソフトに限らず、コンピュータ業界というものには、おおよそ女子は珍しがられた時代でした。
バブル期でしたので、猫も杓子もSEになれるような頃で、わたしの先輩の時代よりは多くなったものでした。それでも、コンピュータに関わる仕事をする女性は、事務職でもない限りはおしゃれにあまり興味のない、理系で物静かな女性か、男勝りでなりふり構わず仕事をしているようなイメージが強い時代でした。

しかし、先日お会いした女性たちは、ほとんどが20代だと思うのですが身なりも丸の内のOLといっても全くおかしくなく、そして今回はエンジニアだけではなくプランナーさんやデザイナーさんもいらっしゃったので、それぞれが自分の個性に合わせたファッションで、それぞれに女性らしい雰囲気を持ってい
る方が多かったです。

まだ実情は残業の多い、男性優位の職場にいるのかもしれませんが、その中にいて表情が卑屈にもならず、自分の仕事に誇りと楽しさをもっているんだなというのが見て取れる方が多い。

自分が若い頃に現場で働いていた経験と照らして見ているので、かなりの偏見は入り込んでいるとは思いますが、いきいきとした表情でいるばかりでした。

<真に自立した若い女子が増えている!>
今回のイベントでは、広瀬さんとのパネルの前に、MUP48に参加している各コミュニティの活動報告、という発表がありました。パネル後のLTでも、同じように活動の発表があったので、合計で4件ありました。

今振り返ると、わたしがまだ20代の頃にやっていた仕事といえば、指示された内容の設計書を、先輩のサンプルを見ながら何とか書き上げ、過去のプログラムを流用してプログラムを書いて、結局全体像はわからないまま仕事をしていた日々だったように記憶しています。それが仕事だと思っていました。

しかし、今回みなさんの発表を聞いて、女子でもエンジニアとして一人前になるために勉強会を開催したり参加したりして、自立して研鑽の日々を送っているんだなと感じました。

昔のソフトウェアは、全体の規模が大きすぎて自分の担当するところ以外を知ることが困難だったのかもしれません。現在は大規模なアプリケーションよりも、そのソフトウェアが提供する価値に重点が置かれた開発をする、webアプリやスマートフォンアプリなどが増えているためか、その分若くてもしっかりと勉強して、より多くのことを学ばないと仕事として成り立たないような時代なのかもしれません。

特に、今の20代の人たちは就職するのに大変苦労をしていますから、その中で自分のやりたい仕事に就けた人は、仕事に対するモチベーションも、わたしたち以上に高いのかもしれません。

まだこの業界も絶対数からいえば女性は少ないです。でも、これだけの人ががんばっているんだなと、実感できたことは、この業界がこれからもっと良い方向に成長していけそうな気がして、心強く思いました。

懇親会でも、多くの方とお話させていただきました。
自分たちが技術を習得したり、ビジネスを成功させたいというだけではなく、それらを通して社会に貢献したい。誰かの役にたちたい。そのような思いが強い方がとても多いことにも感心しました。仕事なんて給料をもらうための手段、と考えていた若い頃の自分を振り返り、なんとも恥ずかしくなるような、情けないような。そしてみなさんがとても頼もしく。

わたしも長くこの業界で仕事をしてきましたが、自分ががんばるというよりも、これだけの若い人たちがより多くのステージで活躍してもらえるために、何が出来るのだろうか。

また新たに、コミュニティでやりたいことが増えた気がします。
ここからまた新しい繋がりを作りたいと、強く思っています。

みなさんとまたお会いできる日を、楽しみにしています。
改善とは直接関係ないのですが、わたしが最近仕事を進めるときのノートの使い方について、今日は書きたいと思います。

まずは、スケジュール管理と業務日誌を兼ねたスケジュール帳。
8月から新しい業務に入っているので、9月始まりの手帳を購入しました。

A5 週間 バーチカル レフト LALS11【ホワイト】<2011年9月から2012年12月対応>/LACONIC/ラコニック

¥価格不明
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この手帳には、1ヶ月をぱっと見渡せるように予定を簡単に記載し、週間スケジュールはタイムテーブルとして使います。そして週の右側にあるノート部分には、その週にやったことを簡潔に記録しています。
朝、昨日やったことを振り返って、その日にやることを決めてから仕事にかかります。1日にやることを決めて確実に終わらせる。そして、終わらせたことをノート部分に書いておいて、明日に繋げる。
こんなふうに使っています。

日々の仕事で、議事メモやアイデアの書き出しなど、大量に何かを記載して残しておきたいものはこれを使っています。

無印良品 ポリプロピレンカバーダブルリングノート・ドット砲丸本文A6サイズ・白・90枚

罫線よりも方眼のほうが、わたしにとっては書き方に自由があるように感じます。適度の誘導感とでもいいましょうか。これは紙の質もしっかりしていて、かなり乱暴に書きなぐってもよれないです。分量も多いので長期で使えると思います。

そして、最後にご紹介するのはちょっとしたハックになると思います。

リーガルパッド 20-204S/イトウヤ

¥315
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これは、先ほど書いた「朝、その日にやることを決める」で、決めたことをこのメモに書き出します。
書いたToDoは終わればチェックしていきます。そして、一日の終わりに全て終わったタスクを眺めたら、1枚をパッドから「ビリビリ」と大きな音をたてて切り取り、丸めてゴミ箱へ捨てるのです。

これは、一日の仕事を終える儀式のようなもので、すっきりと仕事を終わらせる快感を毎日味わうためにやっています。

ときには全てのタスクを終えられないときもあります。そのときは、残ったタスクを最初に紹介したスケジュール帳に、明日やることとして書き出し、ちょっと残念な気持ちで帰ります。
それでもパッドの紙は丸めて捨てるので、一日の区切りはちゃんと自分でつけることができます。

一日の始めと終わりを演出するためのノート術が、今わたしがいいサイクルで仕事を進めていける工夫です。

それから、全てのノート類を概ね同じサイズに揃えることも、自分にとってはこだわりです。
ノートっていうのはアナログツールの最たるものなので、規模感というか、自分が目にする範囲というのが、ある程度自分の思考の範囲になってくるように思います。
A6というサイズは決して大きくはないのですが、ほどよい世界観を作ってくれます。

大した工夫ではないのですが、3冊のノートを使い分けて、日々のリズムを自分なりに作っていく。
みなさんはどんな工夫で日々の仕事をまとめていますか?

これも古いネタの完了報告なのですが、次につながるのでお知らせ。


ソフトウェアレビュー改善の着眼点・ 段階的な取り組みにむけた事例分析


6月3日に、静岡大学情報学部/奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科助教の

森崎修司先生によるワークショップが開催されました。


内容は、レビュー手法そのものというよりも、レビューを段階的に改善していくことへの着眼点などの議論でした。ただ、レビューには参加者のみなさんも様々な課題・問題を抱えているようで、セミナーおよびワークショップはテーマを超えて大変白熱したものになった、と聞いております。


わたしは当日参加できなかったのですが、このセミナーを主催するワーキンググループのメンバーでして、昨日のミーティングではこのセミナーのまとめを(今更ながら!)みんなでやっておりました。


ちなみにまだ準備段階なのですが、また森崎先生をお迎えしてセミナーを開催するようです。


このワーキンググループが主催するセミナーの特徴ですが、参加人数が少ないことと、参加者のみなさんにポジションペーパーを事前に提出していただくことになっています。

そしてメーリングリストを立ち上げ、講師と参加者が事前にディスカッションしてから、当日のセミナーに臨みます。


どうですか?おもしろそうじゃないですか?


SECのセミナーは参加者層がちょっと高めなので、ぜひ若い方のご参加もお待ちしております。

次回はどうやら、わたしも何か役がまわってくるらしいです。まだリアルにお会いしてない方も、ぜひいらしてください。