俺的微妙漫画その1『NARUTO-ナルト-』 | 俺的糞ゲー処刑ブログ

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岸本斉史が描いたこの忍者漫画、微妙である。

この漫画、主人公のナルトが火影という忍者の最高峰を目指すというストーリーで、分身の術や身代わりの術などの
色々な忍術で戦うのはスピーディーで良く、特に中忍試験という忍者の試験では犬使いのキバや体術のみで戦うリー、
人形使いのカンクロウ、砂使いの我愛羅など、個性的な同期の仲間が次々登場するのは面白く、頭脳プレイが良い
キバ戦やシカマル戦、スピード感のあるリー戦などはドラゴンボール並の白熱したバトルが楽しめる良い格闘漫画に
仕上がっている。

しかし、オロチ丸というオネエっぽいキャラが試験を邪魔する展開が始まってからは化け物に変身したり巨大化
したりといまいちで、第二部では主人公の年齢も上がって今度は暁という闇の組織と戦うのだが、良いのは頭脳
プレイを活かした飛段戦ぐらいで、全体的に大技が多すぎるせいかいまいちバトルの駆け引きが薄く、ストーリーも
サスケの兄の目的がやたら複雑だったり、あっさりとキャラが生き返ったり昔の忍者が復活したり、時空を捉える
だの細胞を培養するだの幻術だのと何でもあり感が増え、しかもやたらだらだらと長いのはうざく、終盤では今まで
散々敵対してきたサスケがあっさり仲間になり最後でいきなり豹変するなど、無理やり感も強くいまいちスッキリ感
というものがない。
はっきり言ってこれならオビトのポジションをサスケにして改心させて終わらせた方が良く、そもそも普通に第2回
中忍試験に挑戦→新たな仲間が登場→上忍試験に挑戦→新たな仲間が登場といったオーソドックスな展開にした方が
少年漫画として分かりやすく、もう少し色々な個性的なキャラを生み出せたことだろう。

結局、初期は面白かったが段々とつまらなくなって終了した今作。
同じく長いワンピースはストーリー構成はまだましで、黒ひげやカイドウの話など未回収の伏線も多くまだまだ続く
と思うが、だらだら続くだけでキャラもストーリーも全く面白くないブリーチは早く終わって欲しいものである。