新年もとっくに明けてましたから遅れながらもおめでとうございます。
すっかりご無沙汰になっております、こちら、空槽での魚。
ここに遊びに来る方もすっかり変わっている事でしょうが、それはそれ。魚は魚。
相も変わらず好き勝手な事をこちらへポポポイぽいと投げ込むわけで。

新年にもなりましたから魚は新年をどんな風に過ごすか思い描くにあたって昨年を思い描いたり、それまでの生きてきた道を思い返してみたりしてたのですよ。
ここ数日、ぼけーとアホ顔にて。
そこで、魚は気づいた真実。悲しい事実。嬉しい真実。

実はね、魚はとても負けず嫌い。
負けるくらいなら勝負なんてしたくない。
でもでもでも、嫌よ嫌よも好きのうち、とは誰の言葉なのでしょうか??
魚の日々には勝負が溢れておりまして。
生業としておりますことから、隣をあるく見ず知らずの男性の歩く速さに負けぬようにしてみたり、
横をスイスイ行く自転車へと勝手に挑戦状を叩き付けてみたり、己の胃袋を過信しまして食後のやる気がすっかり奪われたり、たりたり。
下手の横好き勝負事。
もうね、思い返せば返す程、深くなるのは眉間の皺。
あれ、ワタクシ、魚。
もしかして勝負事に勝った事なんて無いかもしれぬ。あれれ。

負けるのが嫌いでも勝った事がないのなら仕方ない。世の中なんて勝ち負けだけじゃ洗わせない事が沢山あるもの。て、ことは。つまりは。
世の中には勝ちと負けの間にもあるわけですよ。

負けず嫌いの魚は負けない為に必死にジタバタするわけだけれど、つかんだ結果はとうてい勝ちとは言えないわけで。ま、かといっても、魚は負けるのは嫌。嫌々。負けても負けても勝負は延長戦へ。
魚が勝手に挑んでいるのですから、勝手に延長戦を申し込んでも文句はでない。
負けず嫌いの勝ち知らず。
なんでしょう、この魚の状態。
じたばたじたばた。ばたばたばた。
魚はすっかり疲労困憊くだびれてしまうのです。ん、んんん。
確か、くたびれ儲けという言葉があったはず。
うんうん、間違いない。
つまりはくたびれてる魚は儲けてるということなのですよ。うへへ。
勝ち知らずの負けず嫌いはくたびれ儲け。
風が吹けば桶屋が儲かる。

うん、本年も魚は勝手に挑んで勝ち知らず。
ついでに儲けてウハウハ。

よし。
頑張ろ。
本年もどうぞ、どうか、よろしくお願い致します。

いやいやいや、良い天気。
本日、転機。
魚は齢16の時に相方箏、こと と出会いまして。
紆余曲折、中間省略。
もうね、さまざま有りましたよ。
泣いて、笑って、天狗になって、落ち込んで。
魚は齢30の本日。日本の音を皆様のもとへ。
大手の音楽会社より音盤が発売になるのです。
良い作品を作るには、まず、表現者の発想、世界観があって。
そのすぐ後にそれを一緒に表現してくれる仲間がいて、聞いて見てくれる人がいて、広めてくれる人がいて、大きな場を準備してくれる人がいて。
全ての出会いと機会がまた、新しい作品を産んで。

あ。空槽だけ読んで魚の素性を知らない人もいるでしょう。
一言で言うと、相方箏、こと の音を広ーーーい範囲で皆様の元へ届ける機会が出来たのです。
それが、本日より開始なのです。
こちらの空槽も長い事続けております。
様々な出会いがこちらでも。
仲良くして頂いた方々は魚は今でも覚えています。
感謝。皆様の日常が穏やかで豊かなものである事を祈りつつ。かしこ。

本日の転機は終着点ではないのです。
むしろ、相方に箏、こと を選んだ時点で本日のようなことは想定外。晴天の霹靂。猿も木から落ちて、猫が小判でにゃー、豚の鼻には真珠がつまってブヒヒーん、念仏。ぼた餅食べたい。

作品をつくる規模を拡大出来て、より多くの方に良いものを届ける事ができるようになる。
こんな嬉しい転機はないではないですか。

そうそう、否定的な方々も大歓迎です。
強がりじゃなくてね。びくびく。
魚は仲間達と、自分たちが格好良いと思える物を作っている訳でして。
それが好みに合わない方がいるのは当然。
そしたら、5年後、10年後、もっと格好良い音楽をそのような方々が作り出してくれて魚はその音楽を楽しむことが出来るということでは無いですか。
歓迎。
でも、魚は、仲間に誇りを持っていますから、感謝していますから、これからも格好良いと思える物を続けていくので、どうぞよろしく。否定されてもやめるつもりは、ありません。ごめんね。

空槽で魚と仲良くしてくれた方々に、音楽する魚を応援してくれた方々に、奉公先で魚を指導してくれた方々に、音楽仲間に、制作に力を貸してくださる方々に、心より感謝を込めて。

まだまだ、これからだっ!楽しくいこう!

と言葉を送らせて頂きます。
魚。2014,4,23 天気の良い、良い転機の日に。
キミの背中を 探したけれど
目に映るのは 知らない背中

キミの面影 探してみても
鬼さんこちら 手のなる方へ

カラカラと回りめぐる 小さな風車
立ち止まる私の背を 支えるキミの手に似た

優しいこの風を 見失わなぬように
いつまでも いつまでも いつまでも
とまらないで

あの約束を まだ覚えてる?  
死ぬまでずっと そばにいるよ、って

その約束が 私のことを
今でもずっと 支えているんだよ

どれほどの季節がめぐり 皆が忘れても 
過ぎる風の中に キミの声感じる

カラカラと回りめぐる 小さな風車
私はもう強く 生きること決めたよ

優しいこの声を 心に刻むから 
あとすこし あとすこし あとすこし
まわっていて