まあケンカした…。

ケンカっていうか真鞘を怒らせてしまった…。


や、私が悪いんだホントに。ルロネを介して「早く会いたいね」みたいに真鞘が言ってるってことは知ってたんだけど、会うなり「人間には人間の幸せがあって私はここにいない方がいいんじゃないか」って言ってしまった。

いや五日間真鞘に会ってないときに、なんとなくそう思っちゃったんだよ。人間は人間、ウチらはウチら、いっしょに生きてけばいいけど、そこまでなんて言うの?、べったり依存し合うっていうか、そういうのはもしかしたら間違ってるのかもしれない、って。


私は「あんまり悩むな」って真鞘に日頃から言われてるんだよね。

悩みすぎると暴走し始めるからだって。たしかにそう。そういう覚えはある。でも現在進行形で暴走してるときって、暴走してる自覚ないんだよなあ。本気でそう考えてるんだもん。真鞘のために。


でも真鞘は私のことだけ思っててくれたみたいで、そうすると温度差ができるじゃん?、で、不機嫌にさせてしまった…。「俺が幸せかどうかじゃなくて自分が幸せかどうかを考えろ」って。「俺のためとか言ってただ【タル学】でずっと遊んでたいだけなんじゃないの?」って。

『34階層』のこともあったから私が真鞘に飽きて離れたがってると思われてしまったってのもありそう。たしかに、再会するなりに言っちゃったからなあ…。


ルロネにも事前に「言わない方がいい」と言われてたんだけどね。私バカだから言っちゃったよ。雰囲気的にも、なんかね、言える雰囲気だったし。

真鞘の方はこの五日間で、なんか私が人間界にいるときもっと楽しめるようにみたいなことを考えてくれてたみたいだから余計に、余計にその気持ちに水を差したよね。


そんで私も「そういう意図じゃない!」って説明したいんだけど『人間には人間の幸せが~~』以上の説明なんてないしやっぱ余計なこと言っちゃったーって気持ちの方が強かったから泣くことしかできない…。

真鞘に掌印で【控え室】に強制送還させられそうになったけどなんとか中断させて、でもだからってわだかまりは解けなくて、けっきょくルロネにもとりあえず帰るよう言われて、帰って、部屋で泣いてたら壺とか時が来てくれて、慰めてもらって、寝てたら真鞘が迎えに来てくれた…。

謝って、許すとか許さないとかいう話じゃないって言われたけど、とりあえずケンカはおしまいってことになった…。


真鞘も「怒らずに言えばよかった」って謝ってくれたけど、しょうがないと思いました。私が悪い。私が今までしてきたことも含めて、それでここで『人間には人間の』とかって言い出したら、やっぱりちょっと『は?』ってなる。真鞘だけじゃなくてね。真鞘以外の子とかも。それこそ時とか、きっとルロネも。


そんだけの話。


「人間と付き合えないからタルパと付き合ってるわけじゃない」って言われました。「タルパが憑いてるから人間と付き合いづらいとかいうわけでもない」って。今現在の真鞘の幸福感は人間/タルパとかの境界なんてなくて、世間一般的な、一般人が感じてる幸福感と別に何も変わらないものだって言われました。

将来はどうなるかわからないけど、今は私のことが好きで、だからいっしょにいたいって。将来どうなるかわからないなんてことは普通に生きてれば当たり前だし、だけど自分はとりあえず『今ここ』のことしか当たり前だけど考えてないってさ。


そんなこと言ってたら私も重い女になるよ?って言っといた。


あと、「これからは平日は会わずに週末だけ会うようにした方がいい?」と聞かれたので、「この空気でなんでそんなこと聞くの?」とキレ返しておきました。私も言われっぱなしってわけじゃないし、ホントにムッとしたので。


とにかくなんか嫌~な感じになったけど、この記事を書き終えて、ここからやり直したいです。



おわじ🔚