音楽とファッション性を兼ね備えた米国No.1ブランドSkullcandy。そのCrusherシリーズがついにWirelessで登場!

 

なんだかイヤーパッドから煙みたいのが出ていて、頭を破壊されそうなパッケージです。

 

 

色は派手なデザインで有名なSkullcandyにしては、シンプルなBlackとGreyの2色のみ。

 

こちらはGrey。個人的にはGrayと言うか、Whiteってイメージです。

 

 

ちなみにGreyの方は既に生産終了したみたいで、現在購入可能なのはBlackのみとなります。

 

約2万円のヘッドホンに付属するにしては、少し安っぽい感じのキャリングポーチです。でも使い勝手は抜群です。中もモコモコしていて、しっかりとヘッドフォンを保護してくれそうです。

 

 

有線ケーブルも付いてきます。個人的にはテレビで映画を見る時に役立ってます。

 

 

ちなみにケーブルはいわゆる「キシメン」タイプで、物に引っかかったり、あまり使い勝手が良くないです。ヘッドフォン側の端子が黒色でデザイン性があるのが救いです。

 

重低音で振動するヘッドフォンなんて存在を知ったら、低音好きとしては気にならない方が無理というものでしょう。

 

☆メリット☆

・EDM・Hiphop・House・Technoを聴くと、一般的な低音重視ではないイヤホンで聴いた時と比べて、迫力が全然違う。クラブにいるのではないかと錯覚する。

・アクションや銃撃戦のある映画を見るとめちゃくちゃ楽しい。

・プレイヤーにもよるが、ワイヤレスでも全然途切れない。

・コントロールレバーで振動の強弱を容易に調整出来る。

・案外、振動機能を使わなかった場合でも音質は良い。

・重低音向きの音質で振動もするが、音漏れがほぼ皆無。

 

☆デメリット☆

・静かな音楽やPOPSには向かない。

・側圧が強すぎて頭が痛くなる。

・持って出かけると、EDMやTechnoを聞かなくてはという義務感に駆られる。

 

とにかくテクノ、ハウス、EDM、インダストリアル、なんでも良いのですが、いわゆるクラブでかかっているような音楽をかけると、聞き違える程に素晴らしくなります。

 

振動を強くすると原曲の輪郭を壊してしまう事が多々ありますが、むしろ、少し壊してしまうぐらいの方が楽しいです。

 

大体、クラブミュージックやダンスミュージックを家で正座して聴いている方が不健康で、不正解な気もします。

 

テクノ系の曲に関しては1回このヘッドホンで聴いたら、小さなイヤホンで聴く生活には戻れません。

 

これでクラブに行くお金や時間が無い人でも、クラブに行ったような気持ちになれます。それぐらい凄いです。

 

あと、ついでですが躍動感のあるジャズとも相性が良いと個人的には思っています。

 

反面、POPSという気分にはどうしてもなれないヘッドフォンです。

 

コントロールレバーを一番下まで下げれば一切振動しないですし、重低音ヘッドフォンと思われていますが、元々の音はかなりバランスよくチューニングされています。

 

それでも、このヘッドフォンを付けているとテクノを聞かなくてはという強迫観念に駆られてしまうのです。

 

また「重低音」と聞くとロックやヘヴィメタルを連想する方も多いと思いますが、そういうジャンルもライブ盤を除き、あまり向いていない気がします。

 

全体的にチューニングが、生音よりもEDMやダンスミュージックに寄っている気がします。

 

あと側圧が強く、聴き疲れというよりは、物理的に耳や頭が疲れます。でも、このヘッドフォンで聴ける素晴らしい音質に比べれば些細な問題です。

 

何のこれしきって感じです。でも確実に疲れます。

 

でも、この側圧の強さ故に振動を体感し、音漏れも防げている気がするので、なんとも言えないです。

 

音漏れに関しては爆音で音を流して友達に聞かせてみたのですが、ほぼ音漏れ皆無と言える状況でしたので関心しました。

 

音切れに関しては、毎日がお祭り会場のような東京都新宿駅構内では、わずかに発生する事がありましたが、反対にそれ以外の場所で目立った途切れは確認出来ませんでした。素晴らしいです。

 

★★★★★映画鑑賞の勧め★★★★★

 

あと映画を見ると本当に素晴らしいです。立体的な音作りで、画面の中の事でありながら、空間を意識して映画を楽しめます。

 

アクション映画なんかは本当に楽しくて、早く人を殴るシーンが始まらないかとワクワクします(笑)。

 

私は元々、アクション映画はあまり見ないクチだったのですが、このヘッドフォンを買ってからは積極的にDVDをレンタルして見ています。それぐらい映画を見る事が楽しくなります。

 

ただし2000年以降の映画はともかく、古い映画だと、技術的な問題か、そんなに空間を意識した音作りが為されていないので、新しめの映画で試すのが良いと思います。

 

ちなみにこちらは、シリーズの原点である有線のCruhserが電池式だったのに対し、USBで充電するので電池不要です。電池交換不要なのは初代を使っていた方であれば、一番嬉しい改善ではないでしょうか?

 

あと有線時は電源を入れなくても振動機能が発動します。これも電源ボタンを押す手間がなくて快適でした。

 

【総評】

 

欠点はありますが、まずはこれに変わる音・衝撃のヘッドフォンが出ない以上は替えが効かないわけで、興味があるなら1台は持っておいた方が良いです。

 

しかし、このヘッドフォンだけで全ジャンルをカヴァーしようと思うのは無茶があるので、あくまでサブ機として、重低音が聞きたい時の外出用や、アクション映画用と用途を割り切った方が良いと思います。