●2017年8月5日(土)●
THE SAVAGES presents
【SAVAGE GARDEN vol.9-POVLACION/SOLPAATOS/THE SAVAGES split "τρίαινα" レコ発, XERO FICTION "I FEEL SATISFACTION"レコ発-】
■BAND
THE SAVAGES
POVLACION(三重)
SOLPAATOS(新潟)
HAAVA
CRUCIAL SECTION
LAST(津山)
HAT TRICKERS
XERO FICTION(愛知)
SUMMER OF DEATH
■DJ
SATOSHI(SOLVENT COBALT)
EBI(REDNECKS)
■SHOP
INSIDE BOUND
OPEN 18:30
START 17:00
かなり強力なメンツが揃い、しかも復活HAAVAのデビューライブにも関わらず、メテオナイトと日にちが被ったという悲劇。そのせいか、メンツの割には客入りはそんなに良くないと思った。
いや、かなり入っていたのだけれど、もっと動員が見込めるはずのイベントだったのだ…。そんな事を言っても仕方がない。楽しむしかない。
１、SUMMER OF DEATH
1年ぶりぐらいに見たけど、カッコイイ。メタリカ mees ハードコアがかっこよくないわけがない。最近のバンドだと海外で人気を博しているPOWER TRIPを連想させるところもある。爆発力もあるクロスオーヴァーハードコア。
２、HAT TRICKERS
ステージとか演出とか本当に凝っていて、やっぱり一斉を風靡しただけはあると思わせられるハットトリッカーズ。ポップでキャッチーなパンクロックハードコア。
３、CRUCIAL SECTION
この日はいつもに比べてMCが多く、少しお笑いもありの和やかな雰囲気で進行。長年続けているだけあって楽曲の完成度の高さは随一。いつ見ても白熱するものがある。
４、HAAVA
メンバーも変わって復活したHAAVA。以前はフィンコアの模倣のようなハードコアバンドだったが、復活してからの楽曲は流行り(?)のZOUO系の80’s メタルコア的な楽曲。
ややボーカルが弱いような感じもあったが、楽曲のクオリティは高かった。ただ聞き馴染みがあるのもあるけれど、当時のフィンコア系の楽曲の爆発力が凄すぎた。
５、LAST
津山のLAST。今回も最高のライブだったけれど、何故か盛り上がりには欠ける感じだったような。しかし暴れずに冷静に楽曲を聞くと、よくもこれだけかっこいいスラッシュソングが作れるものだと感心してしまった。
6、XERO FICTION
この対バンの中では異色のバンド。ポップパンクとして人気を馳せる名古屋のバンドで、なんだかこれまでのバンドとノリも違って不思議な感じだった。
そして一般的に想像されるポップパンクよりも日本のポップス寄りで、ボーカルもしっかりと歌う。この「歌う」という事はあまりハードコアのバンドでは無いため新鮮だ(笑)。
しっかりとバンドのコンセプトがキマっているので、聴いてる側もその世界に入り込みやすいし、そんな音楽性の中でメンバーに鋲ジャンがいたのが特徴的だった。鋲ジャンもメロディアスな音を奏でるのだと…。
7、SOLPAATOS
相変わらず全曲爆発力が凄い楽曲。お客さんの盛り上がりがいまいちだったのが残念だったが、常にブレないメロディアスなフィンランドハードコアパンク。
8、POVLACION
デモ音源は持っていたけれど見るのは初めて。これが凄い！
少しメロディアスなLAST SURVIVERSって感じ。いや、本家を超えたんじゃないかって程のLAW PUNKの嵐。男2人にベースが女の子という組み合わせも見栄えて的に最高。
三重の田舎からこんな凄いLAW PUNKが生まれるのだから、やっぱり日本のハードコアシーンは凄い。楽曲も様々なバリエーションに富んでいて飽きない。そもそも正規音源は4曲入りCD-Rと、今回のレコ発EP(それもsplit)ぐらいなのに、こんなに楽曲を持っていたのかと驚いた。
最初はそこそこだった盛り上がりも徐々に加熱し、最終的には外人さんも含めたお客さんが暴れ放題だった。
9、THE SAVAGES
最後はこのバンドで締め。何度も聞きなれた曲だが、何回聞いても盛り上がる楽曲ばかりだ。最近は割とオルタナティヴロック直前のような、刺々しくも聞かせるような楽曲も多い。
最近はアンコールで演奏される事が多い1st CDの曲は初期衝動的を感じせてくれた。なんだかんだでメテオナイトに負けないようなイベントになっていたと思った。
それにしてもPOVLACIONには衝撃を受けた。地方のマイナーバンドもしっかりとチェックしなきゃと思った。