●2017年3月20日(月)●
名物イベントKAPPUNK、3日目だけ行ってきました!ノッカーズとENT見たかったので!タイムテーブルは割愛して、ササッとレポート書きます。
1、NO PROBLEM
前に見た事あったような、ないような。ロケンロールなジャパニーズハードコアで、開幕バンドとして燃える音楽です。
2、THE TITS
聞いた事のない新人ノイズコアだなぁ、と思っていたら、RECONSIDERATIONのボーカルが新しく始めたバンドでした。RECONSIDERATIONって活動休止してたのか…。
内容はRECONSIDERATION時と変わらない80’s ノイズコアなんですが、少しキャッチーになったと言うか、もう少しパンクロック寄りになったと言うか…。しかし九州のCONTROLみたいな曲もありました。
それにしてもいかんせん地味と言うか、見栄えとしては前の方が良かったのではないかと思いつつ、楽しませてもらいました。
3、Asocial Terror Fablication
見れば見る程、かなり渋いステンチクラストを演奏しているバンド。最近の曲もかっこいいし、昨今リリースのTAPE音源の曲なんかも最高なんですが、慣れ親しんだ分、初期の曲のが興奮してしまう節はあります。SACRILEGEとか思い出しますね。
4、Wild Spears
知らないオーストラリアのバンドの来日。音はUKパンクの模倣みたいな感じなんですが、これがpre-hard core的な渋い音で、完全にダンスミュージック。やたら過激なボーカルもステージから降りてきて、歌いながら暴れ放題。まさにワイルドでした。
5、LOUD MACHINE
まさかの復活を果たしたLOUD MACHINE。THE LOODSよりもこっちのが好きなので、期待していたのですが、良くも悪くも期待以上でも以下でもないと言うか…。当たり前の話かもしれませんが現役活動時に比べると音楽の方向性がブレてる気がします。
LOUD MACHINEにはパンクロック的な曲よりもグルーヴ感のある感じを期待していたので、再結成後に作られたであろうパンクロック的な曲は、あまり演奏してほしくなかったなぁと言うのが正直な感想です。
それでも最後の「LOUD MACHINE」は最高。
6、The SLOWMOTIONS
しばらく見てなかったけど、歌心がある中でパンクの暴力性も持ち合わせており最高。70’s PUNK系の昨今のバンドではかなり完成度が高いと思います。お客さんも盛り上がってました。
7、Reality Crisis
名古屋の重鎮。何回か見てますが、何回見ても燃えるものは燃えると言わんばかりの素晴らしいリフで構成された楽曲の数々でした。
8、SLANG
かなり久しぶりに見るSLANG。SLANGとENTと言えば前回の来日も思い出させます。D-BEATを基盤にしながら、これだけバリエーションのある曲を作れるのが凄い。さすがとしか言いようのない貫禄のステージングでした。
9、THE KNOCKERS
今回の本命、ノッカーズ。とにかく存在感抜群のボーカル。MCも上手いし、歌は心を打つ。そんなに好きな類いのメロディではないのですが、彼らの歌は何故か心の底まで響くのです。素晴らしいライブでした。
なんとなくThe ピーズに似たものを感じました。
10、LIFE
ハードコア系のライブに通う人なら、嫌でも対バンなどで何回も見たであろうLIFE。そんなに人は集まっていないだろうと思っていたら、まさかの満員。身動き出来ない。その割に誰もモッシュしないから本当に動けない(笑)。
演奏はいつもの事ながら素晴らしく、名曲の数々は古びる事はありません。アンコールでは定番のDISCLOSEのカヴァーを演奏して終了。
11、THE LAST SURVIVORS
ちょっと休憩してラスサバ。バーステージでの短い演奏でしたが、やっぱりRAW PUNKは最高と思わせてくれるようなライブでした。
12、Question
アメリカから来日したバンド。ノイズコアに近い音と聞いていて、確かにそうなのですが、どちらかと言うと90年代のFAST系、CAPITALIST CASUALTIESとかを想起させる音でした。
あとボーカルが女性のせいかBATTLE TORNとかの懐かしいバンドを思い出しました。人によっては単調と思うかもしれませんが、個人的にかなり好きな音でみっけもののバンドでした。
13、Extreme Noise Terror
今回の目玉、ENT。前回の来日から8年近い月日が流れているとは信じられません!
そしてジーっと言う、良い意味でチープな音。前にリキッドルームで聴いた時はもっと厚みのある音に感じたけれど、こんな音だっけ?
しかし曲は最高。個人的にはENTには80年代の他のハードコアバンド程、思い入れがあるわけではないのですが、初期の曲を聴くと体が勝手に動き出します。そのぐらい聞き尽くされたハードコアクラシックの数々だったと言えるでしょう。
それにしても80年代から演奏しているバンドの来日と言えば、ヴィジュアルはおじいさんみたいな人が多かったですが、ENTに関しては現役感ありまくり。特にディーンの若さたるや、どんな生き方してきたらそうなるのかって感じの若々しい容姿でした。
文句無しに最高のライブでした。D-BEAT、最高!
14、DEATHSIDE
これも正直なところ、特別な思い入れがあるバンドではないので後ろで見ていようかと思ったのですが、曲が始まるなり興奮して前に行ってしまいました。それにしてもENT以上の盛り上がりで、お客さんは今日一番に盛り上がっていたのではないだろうかと思います。
フレーズが、曲が、非常に個性的で、唯一無二のジャパコアって感じでした。
15、九狼吽
そしてDEATHSIDEの後だとチープに聞こえるわけですが、これが悪くない。むしろ暴力的なステージングと相まって、最高。暴れ放題な楽曲。数年ぶりに見たけれど、こんなかっこよかったっけ?
ハードコア界のタブーに触れる宗さんのぶっきらぼうなMCも相まって、アンダーグラウンドなイベントにいるんだという事を強く意識させられました。
16、切腹ピストルズ
長い活動歴を誇るバンドだと思いますが、初めて見ました。太鼓叩きまくりの和楽器なグループで、イベントの締めには最適。太鼓の音には人を凶暴にさせる何かがありますね!
【総評】
16バンドも見ていたという事で、さすがに疲れました。次はもっと短いイベントに行きたいです。