●2016年4月9日(土)●

4/9(sat)
全世界が失禁!!あの茶番劇が帰ってきた!!
輝け!第49回泡祭り
死ね死ね団 vs QP-CRAZY 合同レコ発ツーマンまんまんライブ
「ザ・逆ソープ 莫迦の宮殿」
出演:
死ね死ね団
QP-CRAZY
開会宣言ゲスト:コバトン
友情出演:SHINTANI(RAPES)

■OPEN/18:30 START/19:00
■前売り/2500 当日/3000

恒例のQP-CRAZYと死ね死ね団の2マン。なんとなく毎回行っていたので、今回も足を運んでしまいました…。

最初は埼玉のゆるキャラ、コバトンによる開会宣言。宣言と言っても、無言でテープをハサミで切ってのスタート。



1、死ね死ね団
一応パンクというジャンルに収まってはいるものの、多様性のある音楽を演奏していると思います。ビートパンクみたいな曲があるかと思えば、90年代のヴィジュアル系風の曲があったり。それでいながら全体としてまとまりがあるのがすごいです。

第一部ではほとんど新発売のミニアルバムからの曲で、当たり前ですがライブで聴いた事のない曲ばっかりだったので楽しめました。

2、QP-CRAZY
どれも知らない曲だったので、恐らくは全曲最新アルバムからの曲だと思います。前作のアルバムからの路線を引き継いでいるような感じ。最近になってメロディーというほどのものではないですが、叙情性のあるハイテンポの曲が多くなった気がします。

個人的にTRAGEDYとかのネオクラスト系のようにも聴こえますし、アメリカの80年代のクロスオーヴァーとかも想起させるのですが、実際には、どの辺りからの影響下なのか気になるところ。

初期の曲に比べると新しい曲は盛り上がりに欠けるイメージがありますが、勝手な要望を申し上げれば現行のセットリストに自然に最新アルバムの曲を加えて演奏してほしいですね。あまり演奏されない曲の中にもかっこいいものが多数ありますし、初期の曲だけでメインのセットリストが組まれるのは勿体ないと思ってしまいます。

3、紙芝居
QP-CRAZYのツージーQによる紙芝居。絵もツージーが描いたもののようです。かなりシュールな内容で、バンド演奏と全く違うジャンルのものがが同居してしまうのが殺害のイベントのすごいところだと思います。

4、死ね死ね団
第二部ではおなじみの曲を含めたバリエーションある楽曲を披露。今回はあんずの歌は無しでしたが、ナゴム時代の懐かしい曲を演奏していました。

5、QP-CRAZY
こちらも第二部は、ほぼ普段通りの選曲からのセットリスト。私の好きなる~ぱんやオウム 、カッパはやりませんでしたが、定番のセットリストはやっぱり安定で素晴らしく、うーん、色々な曲を聴きたいと思う反面、このセットリストがなければ物足りなさも感じてしまうのかな…と思うところがありました。

音量とか、それぞれの楽器の音のバランスが細かいところまで考えられているのか、迫力ある演奏でありながら、うるさすぎない音量に感じます。個人的に理想の音作りです。

最後はアンコールで「戸塚ヨット」。なんと大量の泡を発射する隊砲みたいな機械をSKBが持ってきて、会場中が泡だらけという前代未聞の事態になってました。





とにかく容赦なく泡が出るのが凄い!!やはり過剰なまでの演出が殺害塩化ビニールの魅力だと思います。

【総評】

QPの最新アルバムからの楽曲がライブで聴けただけでも価値があると思いました。やはり私は殺害塩化ビニールが好きですし、これからも応援し続けていくレーベルだと思います。