2015.11.25 WED
SHELLAC
MONO

JAPAN TOUR 2015
LINE UP:
SHELLAC
MONO

OPEN:18:00
START:19:00

これ、チケットが欲しくてたまらない人が多数いる中で申し訳なかったんですけれど、SHELLAC自体にはそこまで思い入れがないんですよね。どちらかと言えばBIG BLACKのが好きでしたし、NIRVANAのIN UTEROに関わった人が来日するという事が重要でした。

SHELLACというかスティーヴ・アルビニが見たいというのが正しかったのかもしれません。なんとなく早めに取らないとまずそうなチケットに思えたので珍しく発売日当日に購入したのですが、予想的中。オークションで15000円ぐらいで落札されていました。

正直、売っても良かったのですが、アルビニ好きですし、なんだかんだUSジャンクロックに入れ込んでからアルビニ関係の音源にハマっていた時期も長かったですし、とりあえず行ってみる事にしました。

1、MONO
改めて聴いて、やっぱりMONO好きなんだって思ったね。俺はシューゲイザーにハマってた19歳の頃に、2ちゃんか何かの薦めでMONOを聴いたんだけど、轟音ノイズに一発でやられた。mogwaiとかISISとか流行ってたけどそういうのにはハマれなくて、MONOを好きになれたのは、彼らがマイブラみたいなジーってなる感じのアナログな感じのノイズ音だったからだと思う。上手く言い表せないけれど…。

インストバンドとは思えないド迫力で圧巻。基本的にはシンプルなリフの繰り返しなんだけど、少しずつリフが変化していくのがたまらない。そして代官山UNITの音響も良かった。初めて行ったけど、こういう爆音バンドにこそ向いているハコだと思った。圧巻でした。

2、SHELLAC
MONOの壮大さに比べたら随分とラフな出で立ちで出てきたメンバー達。ドラムが前面に出たセットに特異さを感じますが、それ以外は割りと普通な感じ。

しかし演奏が始まると、もう凄まじい!前振りなく始まる衝動的な感じもいいのですが、アルビニの動きが完全にパンク!得体の知れない動きなんですが、とにかくアグレッシヴ。演奏自体は緊張感があるのに、演奏している本人達は演奏する事自体を素直に楽しんでいる感じがするのがすごいです。

ギターの音なんて、どうやったらこんな音が出るのかわからないぐらい凄い音を出してたし、歯でギターの弦を買んだり、スネアだけ持ち歩いて鼓笛隊みたいにドラマーが歩き回ったり、とにかくなんでもやり放題。音楽の無限の可能性を感じたライブでした。

それにしても魅せる事に特化した彼らは音楽だけでも完成度が高いにも関わらず、見る側のお客さん目線で自分達をみつめられている、数少ないバンドだと思いました。パフォーマーですよ。

勿論ですがライブはCDの何倍もよく、このバンドばかりはライブで見ないと真価がわからないと思わせられました。選曲も全てのアルバムから満遍なくでコアなファンも満足できたのではないでしょうか?とにかく文章で言い表せないぐらい凄いライブでした!

【総評】

ヤフオクでのチケット高騰に売る事も考えましたが、足を運んで良かったです!