●2015年11月17日(火)●

「 SHINDACO~死んだ子の齢だけは数えておかねばならない」

TACO、ガセネタ、A-MUSIK

時間:Open:18:00 Start:19:00
料金:P前売3500円/当日4000円

…という事で、コンスタントに活動してるのかしていないのかわからないTACOと、更にガセネタの再結成ライブです。これはちょっと個人的には見ておきたいところ。ガセネタなんて70年代にハードコアに近い音楽をやっていた、真にオブスキュアな日本の初期パンクだと思います。

TACOの「タコ大全」は根暗な高校時代、MDプレーヤーに入れてよく聴いていたもので、よくあんな暗い曲を聴きながら登校していたものだなと思います。何にしても思い入れの深いバンド達が揃ったのでした。

そして珍しくTシャツ買いました。有名な「タコ大全」のジャケットをアレンジしたTシャツのカラーバージョン…は売り切れ。なんと限定10枚のカラーTシャツを買い損ねた人にはモノクロTシャツしかなく、せめてカラーにしてくれよ!…と思ってしまいます。

1、セッションバンド?
恐らくはA-MUSIKのメンバーと思われる方々と山崎春美によるセッション。ちょっとYBO2っぽい、トランスレコードとかを想像させるようなサイケ音楽でした。

2、TACO(第一部)
少女なんちゃらかんちゃらとかいう舞台をやってる女の子達や、とにかく色んなゲストが登場して「エンペラーマジック」をアコースティックに演奏。これはこれで変わり種としてありですね。

3、TACO(第二部)
二部では戸川純が登場。ロリータ順子の曲を戸川純が歌うというすごい組み合わせ。「嘔吐中枢」とかやってましたけど、とにかく底抜けに暗いというか、恐ろしいニューウェーヴミュージックだなと改めて実感。一部に比べてかなりバンドサウンドっぽい感じでした。

4、A-MUSIK
全然知らないグループだったのですが、80年代にジャズをベースにしたオルタネイティヴミュージックを演奏していたようです。曲がとにかく完成度高いのですが、最後の曲が壮絶でした。割とファンは知っている曲のようで盛り上がってました。

5、ガセネタ
これは凄まじかった!まずゲストが遠藤ミチロウで、ドラムスは乾純、そして曲は「飯食わせろ」。嫌いなわけがない、燃えないわけがない、ザ・スターリンの曲をザ・スターリンの人達がやっているのだから、これはすごいです。

そしてザ・スターリンの曲が2曲続けて演奏された後、ガセネタ!山崎春美痙攣しまくりのライブ!ガセネタのCDは当時、日本のインディーズにハマっていて、なんとなく聴いていただけだったのですが、改めて曲を聴くとかっこいい!単調なのに飽きさせないスピード感、歌詞の乗せ方!革新的だったと思います。

【総評】

ガセネタからスイッチが入りましたし、ガセネタを見れてよかったと思えるライブでした。久しぶりにインディーズらしい音楽を聴いた気がします。