●2015年11月21日(土)●

OBSCENE EXTREME ASIA 2015

吉祥寺 CLUB SEATA

12:00 OPEN
13:00 START

LITTLE BASTARDS 13:00 - 13:25
BARBATOS 13:40 - 14:05
ACUTE 14:20 - 14:50
DARK HORSE 15:05 - 15:35
CARCASS GRINDER 15:50 - 16:20
RECTAL SMEGMA 2ND SHOW 16:35 - 17:05
PALM 17:20 - 17:55
ROMPEPROP 2ND SHOW 18:10 - 18:55
UNHOLY GRAVE 19:10 - 19:55
MASTER 20:10 - 21:00

行ってきました。目当てはMASTERと、恐らくは数年ぶりのライブとなるBARBATOS。他のバンドも割と見たいものばかりで、対バンは良かったと思います。

吉祥寺SEATAは初めて行ったのですが、ステージが高く、でも尚且つステージに上がりやすい高さでダイブ初心者にも優しい感じです。ただライブスペースで酒を飲むななど、悪く言えば厳しい、良く言えばちゃんとしたらライブハウスでした。持ち込みもライブハウス側が徹底的に取り締まってたしね。

1、LITTLE BASTARDS
熊谷の大御所グラインド。いつも通りのセットリストですが、相変わらずの飛ばし具合で景気付けには非常に良いバンドでした。

2、BARBATOS
やっぱりメンバーが揃うだけでかっこいい!ヤスユキさんのカリスマ性は本物。曲は新譜中心で、新譜が嫌いなわけじゃないんだけど、どうも初期のBARBATOSのハードコアっぽさを求めてしまう…。1度初期のBARBATOSが見てみたかった。

3、ACUTE
前に見たのはボーカルが女性の頃だったので、かなり昔になります。昔見たバンドが今も活動していてくれるのは嬉しい限り。最近では懐かしく感じてしまうようなファストコアだが、楽曲のクオリティは高い。ちょっと音が大きすぎたかな…。

4、DARK HORSE
ブラッケンドハードコアのバンド。確かにヘヴィだし、ブラッケンだが、個人的には曲が凡庸過ぎてちょっと退屈だったかな。

5、CARCASS GRINDER
九州のCG。東京に来たのはかなり久しぶりとの事。ツインボーカルの正統派グラインドコアで、90年代後半のグラインドコアをそのまま聴いてるかのような、シンプルさが良かった。

6、RECTAL SMEGMA
来日バンド。正直視聴した時は退屈なバンドだなぁ~と思っていたのだけれど、実際に聴いてみたらパフォーマンスも派手だし、モッシュしやすいわかりすい曲も多くて退屈せずに見る事が出来た。

7、PALM
名前だけは知っていて初めて見たんだけど、すごいバンドだったわ。完全に日本のCONVERGEだね。ボストンハードコア from ジャパンって感じ。最近こういうバンドのライブを見ていなかったけれど、世代的にも、本質的にも、こういうアメリカライクなカオティックハードコアが好きなのかも…とか思ったり、思わなかったり。とにかくPALMはめちゃくちゃかっこよかった!

8、ROMPEPROP
アルバムは1枚持っているだけで大して思い入れもなかったんだけど、ライブで聴いたらめちゃくちゃかっこよかった。同じゴア・グラインドのC.A.R.N.Eを思わせるような圧倒的低音ボイスによるミドルテンポのゴアグラインド!コスプレしたお客さん達も大盛り上がりで、間違いなく今回出演のバンドの中で最もベストなライブを展開したと思う。

あとで調べたら来年解散してしまうらしく残念!

9、UNHOLY GRAVE
愛知の大御所!このバンドは曲から曲への繋ぎが上手いよなぁ。というか、よくこれだけの曲を覚えられるよなぁ。ひたすら、ただストイックにグラインドコアを叩き出す、グラインドコアマシーン。

10、MASTER
コスプレ連中も帰宅したみたいだし、モッシュの「モ」の字も起こらないような冷めた空気。みんなMASTERそんな好きじゃないの?それとも曲を知らないのか?1stの曲なんて完璧なんだけどなぁ!土曜日は全アルバルから万遍なく演奏するとか、事前インタビューで言ってた割にはほとんど1stの曲から演奏!次の日の初期中心のセットリストとはいったい…。

ただ、おかげで聴けたい曲はほぼ聴けたし、大満足。「Play to Die」も燃えるけど、サバスのカヴァーの「Children Of The Grave」が一番最高というのもご愛嬌。1stじゃない曲もどのアルバムからの曲かわからなかったけどかっこよかった!偉大なる金太郎飴!ほぼ2ビートの曲しかないのも最高だし、ドラムの音もアルバムそのままで最高!

【総評】

結構、軽い感じで書いてしまったけれど、MASTERは俺がデスメタルで一番好きなバンドで、今日のライブは緊張してしまうぐらいだった。正直、MASTERの盛り上がりにはかける部分があったと思うけれど、演奏や選曲は納得がいくものだった。「Children Of The Grave」のカヴァーがちょっともっさりした感じで、それだけは1stアルバムのスピード感でやってほしかったというのが本音かなぁ。

まぁ、好きなバンドだけに勝手に期待する部分も多くなってしまったのかもしれない。