■4.25(sat)
"dfer vol.16"
FALSE INSIGHT (Shizuoka)
Band Of Accuse (Fukushima)
strange factory (Fukushima)
PROLETARIART (Okazaki)
VESPERA
MALIMPLIKI
Voco Protesta
OSEN
ASPIRIN
open 15:30
start 16:00
adv/door 2,000 yen

かなり豪華な面子によるPITBARのライブ。これは迷う余地もなく行きました。だってEX-CLAYSEAメンバーによるFALSE INSHIGHTに、福岡の2バンド、更に岡崎のPROLETARIARTだもんなぁ。東京じゃ中々見れないバンドだらけ。クラストパーティーでした。

1、OSEN
埼玉のRAW HARDCORE。以前にリリースされたTAPE音源はRAW過ぎて、シットリッカーズのカヴァー以外は何がなんだかわかりませんでしたが、ライブで聴くと案外整合感があり良かったです。RAWというか、チープなドラムの音も癖になりますし、D-BEATのツボを押さえた非常にかっこいい演奏でした。

2、BAND OF ACCUSE
MALIMPLIKI出演の予定がメンバーが遅刻していたらしく、急遽順番変え。このBAND OF ACCUSEですが、特に目新しいサウンドというわけでもないのに、ドラムのビートと、瞬発的な爆発力が素晴らしく、素直に素晴らしいと思えるバンドでした。クラストコアというマンネリ化したジャンルの中で、久しぶりに単独で見ていいと思えたバンドかも。

3、MALIMPLIKI
UNARMのボーカルがギターボーカルを務める女性3人組のハードコアバンド。女性3人組という事でUNARMとは全く違うポップパンクでも演奏するのかと思っていましたが、UNARM以上にRAWな、まるでブラジルやメキシコの初期ハードコアのようなミニマル具合で驚きました。あまり盛り上がっていなかったのですが、危なっかしいドラムも含めてかなり好みの音かも。音源出してもらいたいです。

4、FALSE INSIGHT
ex-CLAYSEAのメンバーが在籍する静岡のメタルクラスト。CLAYSEAがDOOM辺りから影響を受けたであろう、割とスピーディーなクラストだったのに対し、こちらのFALSE INSHIGTは激重メタルクラストで、DOOM METAL的な感じもします。ただ急にテンポアップしたりするような無理矢理な展開は、むしろメンバーがTシャツを着ていたDEVIATED INSTINCTの影響が大きいのかも?中々楽しめました。

5、Voco Protesta
国産クラストの王道。RAWな演奏に、特徴的なしゃがれ声のボーカルが乗るというスタイル。激しいライブパフォーマンスも素晴らしい。DOOM影響下で特別目新しさがあるサウンドでもないのですが、なんだかんだ、こういうUKクラストの王道みたいな音が好きです。

6、ASPIRIN
この中では異色のジャパニーズスラッシュ。愚鈍とか、OUTOの後期から影響を受けたようなコテコテのスラッシュなんですが、スピード感がかなりあります。同じ系統のHUMONGOUSとかを思い出させます。ボーカルが筋肉ムキムキのかなりいかつい方で、酔っ払って突進してくるのがリアルに怖かったです!!ヴァイオレンス!!!

7、VESPERA
ex-DSBのドラマーの方による女性ボーカルバンド。ギターやベースも有名バンドのメンバー。相変わらず動きが硬いボーカルだけが気になりますが、歌自体は上手いですし、バックの演奏自体は前に見た時以上に熟練されている印象を受けました。曲が好きなのですぐ解散なんて事にならず、続けてもらいたいです!!

8、strange factory
どちらかというとネオクラストよりの音で、クラストにしては珍しく神経質さを感じさせるような音。長尺の曲が多くドラマティックな展開。ギターソロがいい感じ。派手さこそないものの、中々個性的なサウンドで楽しませてくれました。

9、PROLETARIART
結構このバンドが目当てという方は多かったんじゃないでしょうか?岡崎の大御所、プロレタリアート。なんとなく、歌詞のイメージからボーカルはいかついおっちゃんを想像してたので、おかっぱ頭のボーカルを見て少し驚き。それにしてもよく喋るMCが熱い!曲もめちゃくちゃかっこいい!シンプルなリフに言葉を乗せまくる様は、唯一無二のセンス!いやぁ~、こんなかっこいいバンドがいたんだなと素直に感動しました。また東京に来る時は見たいです。

【総評】

どのバンドも良かったですが、BAND OF ACCUSEとPROLETARIARTに関しては、また見たいと思わせるだけの魅力がありました。クラストコア尽くめのライブで最高でした!!