●2014年12月12日(金)●

奇形児ワンマン

新宿deus

OPEN 19:30
START 20:00

またまた奇形児のワンマンに行ってきました。以前はフリーライブだったのですが、今回は当たり前ですが料金制のワンマン。前に見たし、今回はいいや…と思っていたら、まさかの80年代の曲縛りのセットリストという事で、速攻で予約してしまいました。

20時ちょっと過ぎた頃にメンバーが登場!!最初から迷信で始まり、1983へと続く、インパクト大の始まり!!聴いた事ない曲は、最近リリースされた「REBORN OF HELL」に収録された80年代の未発表曲でしょうか?スターリンやADK直系の日本語のアップテンポの曲や奇形児節の聴いたミドルテンポの曲等、どれも当時の奇形児の曲の中にあっても違和感のない曲ばかりでした。

それにしても大きく変わってしまったと思ったのがグルーヴ感。2008年にチェルシーの日に再結成した時は80年代の音像を再現したような刺々しいパンクでしたが、今はパンクというよりロックバンドという感じがします。FOOLSのメンバーが加入したり、そもそもオリジナルメンバーがYasuさん(Vo)とヒロシさん(G)だけになってしまったという事もあるのでしょうが、バンドから発せられるエネルギーが再結成直後とは全く別のものになっている気がします。簡単に言えば大人になったのかも?

途中ではゲストプレイヤーとしてSAXの人(すみません、名前忘れました)が登場。迷信がSAX入りのジャジーなアレンジで、Barの片隅で演奏しているバンドの曲みたいになっていました。でもこれはこれで凄く素敵で、私が好きだった80年代のパンクバンドではなくなってしまったとは思いますが、今の奇形児には今の良さがあると思います。

それにしてもライブ会場で隣にいた人がウィスキーの原液をそのままグビグビ飲んでおり、私にも回し飲みさせようとしてくるので、有り難く頂いたのですが、喉が焼けるかと思いました。強い!!ご年配のパンクスはこんなに強い酒飲んでるんですね…。

しかしおかげでテンションが上がってきて、最後の奴隷志願までしっかりと楽しめました。パンクの衝動や緊張感というよりはフラッと立ち寄って見たい、ラフな感じ。でもそれが良いと感じるようになったのは、僕自身も音楽に対して求めるものが違ってきたのかもしれません。

20141212奇形児ワンマン80年代オンリーセトリ
迷信
1983
小心者
袋小路
P.Love
煩悶
ハラシング
プレッシャー
懺悔
ヒポコン
東京
情狂
憤懣
気狂い病院
迷信2014
孤独のワルツ
奴隷志願
(twitterよりセットリスト)