●2014年9月29日(月)●

dues新宿のフリーライブに行ってきました。

OPEN 20:00 / START 20:30

dues新宿って聞き慣れないハコだし、雑居ビルの上の方の階にあるからイベントスペースみたいなところかと思ったら、演奏も出来るディスクユニオンの特設会場だそうです。ディスクユニオンもついに箱まで用意してしまうとは…。

このハコ、ワンドリンクオーダー必須なのは当たり前として、ソフトドリンクでの入場なら300円で済むという良心的な価格設定。500円で酒を飲むなんて馬鹿馬鹿しいと思っている私は勿論の事、ソフトドリンクで入場し烏龍茶をガバガバ飲むのでした。そしてライブハウス(?)としては異例の禁煙で、私のような非喫煙者は非常に快適に呼吸する事が出来るのでした。

・奇形児

ツイッターでは「名前は知ってるけれどライブを見た事がない、お金を払ってまで見に行くのは躊躇している人に来て欲しい」的な事が遠回しに書いてありましたが、どう見ても奇形児の世界を体験済みの筋金入りの80年代パンクスの皆さんが来ていました。

20:30、ほぼ丁度に登場。私の知らない曲は2ndの曲という事で、発売したばかりの2ndアルバムからの曲が多いのは当たり前ながら、割と1stフルの曲も演奏していた気がします。2ndの曲はどこかで言われていましたが、やっとキーボードの意味が出てきたような、キーボードを効果的に使った曲が多かったです。

それでいながらex-FOOLSのメンバーが入ったから、FOOLS的なグルーヴ感が増してきました。これはこれで悪くないのですが、初期のパンキッシュな頃が好きな人からしたら賛否両論?

そして2ndの曲が出来たからこそ、改めて1stの曲が板に付いてきたというか、なんだか馴染みのある曲に感じられるようになってきました。特に本編ラストで演奏された「殺せ」なんかは改めてキャッチーでいい曲だなぁ~、なんて思いました。最近は意図的に代表曲を封じたようなセトリだったので、なんだか嬉しかったです。

アンコールは「迷信」と「Tokyo Rock'n Doll」。今の奇形児も悪くないなと思いながらも、やっぱり昔の曲に対する思い入れはちょっと違うなぁ~、と思ったり。

フリーライブでありながらワンマン並のセットリストで、これが300円で見れてしまうのですから凄い事だったと思います。なんだかんだ私にとっては学生時代からの憧れであった奇形児であり、そのバンドが、今シーンの第一線で活動している事は嬉しいばかりです。