●2013年11月30日(土)●

POIKKEUS(from 大阪) / ISTERISMO / RAW DISTRACTIONS / BLACK AND WHITE / STAGNATION / †13th Moon†

FOOD:SHOGO RISMO


OPEN 18:00

START 18:30

予約 1,800 yen

当日 2,300 yen

フィンコア熱が醒めぬ私は、日本でフィンコアフォロワーとして登場し衝撃を巻き起こしたPOIKKEUSの再結成イベントに行ってきたのでした。

相変わらず昔に比べるとスカスカという印象を受ける動員でしたが、来日バンドじゃないにしては入っていた方ではないのでしょうか?EATERの時のが少なかった気もしますしね。

よくフライヤーでは目にしますが、2、3年パンクシーンから離れていた私には見た事のないバンドが大半でした。

1、STAGNATION
音源は持ってるので何となくどんな音かは知っていたのですが、見るのは初めて。過激なパフォーマンスと共に迫力ある音ですね。STRUGGLE FOR PRIDEとか思い出しました。やっぱりノイズコアは好きです。ライブハウスに行く前に日高屋で飲んでたのでフラフラしながら聴いてました。

2、ISTERISMO
STAGNATIONもISTERSMOも後半だと思っていたのに、最初に2つ立て続けにきたので休む暇もなかったですね。数年ぶりに見ますが相変わらずかっこいいですね。やっと曲の輪郭が掴めてくるようになりました。

3、 BLACK AND WHITE
正直70's PUNKはそこまで入れ込んでないですし、そのフォロワーなんて限りなく興味がないのですが、このバンドはかっこよかったです。ノイジーなギターにボーカルの激しいパフォーマンス、まさにパンクです。

4、†13th Moon†
このバンドもゴス系が好きな女の子から散々話は聴いていたんですけれど、初めて見るバンドです。モロにBAUHAUSな見た目とギターの音なんですが、そこでツービート絡めてハードコアにしちゃおうって言うのが凄いですね。キーボードも入ってかなり個性的な音だと思います。関西バイオイレンスコアのライブイベントなのに、女の子の集団が前列を占めていて異様な光景でした。女の子は本来ゴスが好きなものなのでしょうか?(偏見)

5、RAW DISTRACTIONS
これも名前だけよく見かけていたのですが見るのは初めて。もう音聴いたらLAST SURVIVERSの再来かと思っちゃいましたね。北欧系RAW PUNKで超かっこいい!!ついでに各種CD屋で売り切れてたDEMOカセットも物販で買っちゃいました。大満足。

6、POIKKEUS
最初に言っちゃうと客は全く盛り上がっていなかったです。でも凄かったよ。久しぶりに凄いバンドを見せられたって気がした。

照明が暗転したかと思うとボーカルが登場。動きが完成されてるんだよね。魅せる事に特化してるって言うか、やりたい事が明確で、音楽としてもヴィジュアルとしても見せてくれる感じ。ステップとか、腕の動きとか、表情、目線、全てがかっこよかった。

ミドルテンポの曲が多くて、恐らくは再結成してからの新曲であったり、新しい方向性の提示なのだと思う。初期EPの曲はフィンコア直系のハイテンポサウンドでしたから。どこかのサイトにZOUO系のヴァイレントハードコアって書いてあったけど、言い得て妙。まさにそれだった。必然的にDANCE MACABRAなんかも思い出した。

超かっこいいと思うんだけどなぁ~、みんなが求めてたのはフィンコア時代だったみたいで、アンコールの昔の曲が一番盛り上がった。主役なのに演奏時間がかなり短かった気がする。素直に東京に来てもらえるならまた見たいバンドだ。

日本にはこんなに素晴らしいパンクバンドがいる。それなのにマイナーに埋もれているのは本当に勿体ない。

【総評】

このイベントに限らず、ハードコア系のイベントのお客さんが減っているのかな?と感じました。もっともっとシーンを盛り上げなきゃと、ただの音源オタクの僕は思いました。