マリモ:阿寒湖で冬ごもり 5カ月ぶりに引き揚げ /北海道
釧路市阿寒町の阿寒湖で26日、湖中で“冬ごもり”していた国の特別天然記念物・マリモの引き揚げ作業が行われ、約5カ月ぶりに緑色の美しい姿を人前に現した。
引き揚げられたのは、同湖のチュウルイ島にある「マリモ展示観察センター」のマリモ162個。施設を運営する「阿寒観光汽船」によると、同センターは毎年11月末で冬季閉館するため、冬の間はマリモを湖内に戻している。この日は同社の担当職員3人が、昨年12月初めにマリモを沈めた同湖チュウルイ湾へボートで移動。約4メートルの深さからマリモを入れた金属かご5個を引き揚げ、同センターへ運び入れた。
マリモは小ぶりの物で直径7~8センチ、最大で約29センチにもなり、同市教委マリモ研究室の若菜勇学芸員は「長年の経験で担当者のマリモ取り扱いは格段に向上し、近年は美しい色や形のまま冬を越せるようになった」と喜んでいた。
例年なら今月29日の「湖水開き」に合わせての開館だが、今春は湖の氷の解け具合が大幅に早まり、同社ではひと足早い28日から展示を開始する。【山田泰雄】
毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110427ddlk01040096000c.html
引き揚げられたのは、同湖のチュウルイ島にある「マリモ展示観察センター」のマリモ162個。施設を運営する「阿寒観光汽船」によると、同センターは毎年11月末で冬季閉館するため、冬の間はマリモを湖内に戻している。この日は同社の担当職員3人が、昨年12月初めにマリモを沈めた同湖チュウルイ湾へボートで移動。約4メートルの深さからマリモを入れた金属かご5個を引き揚げ、同センターへ運び入れた。
マリモは小ぶりの物で直径7~8センチ、最大で約29センチにもなり、同市教委マリモ研究室の若菜勇学芸員は「長年の経験で担当者のマリモ取り扱いは格段に向上し、近年は美しい色や形のまま冬を越せるようになった」と喜んでいた。
例年なら今月29日の「湖水開き」に合わせての開館だが、今春は湖の氷の解け具合が大幅に早まり、同社ではひと足早い28日から展示を開始する。【山田泰雄】
毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110427ddlk01040096000c.html