宮古へパンジー贈る 「心和ませて」 釧路の造園会社 | くしろぐ

宮古へパンジー贈る 「心和ませて」 釧路の造園会社

【釧路】東日本大震災で被災した岩手県宮古市にパンジーの花を届けるため、釧路市内の造園会社、広林(こうりん)緑化工業が14日、トラックに苗1280株を積み込んで釧路を出発した。

同社の竹川広平社長(53)は、青年会議所時代の縁で宮古市前市長の医師熊坂義裕さん(59)と交流があり、「被災地に花を届けたい」と相談。宮古の女性グループ「昭和通りのおかみさんもてなしたい」が16日、花の鉢を市内の商店街や避難所に配ると知り、これに合わせて出発した。

竹川社長は14日、「被災者の方に、花を見て少しでも心を和ませてほしい」と話し、社員2人と共にトラックに乗り込んだ。苫小牧からフェリーで青森に入り、宮古へは15日午後に到着予定。熊坂さんは「釧路の仲間の温かい気持ちに勇気づけられる」と感謝。女性グループの松原安子さん(63)は「宮古のマチはがれきの山ばかり。花を飾れば復興に向けての力も湧く」と喜ぶ。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/286086.html