春まで1・7キロ 知床横断道除雪 | くしろぐ

春まで1・7キロ 知床横断道除雪

【羅臼、斜里】冬期間、通行止めとなっている知床横断道路(国道334号)の除雪作業を、釧路、網走両開建が着々と進めている。今年は平年より積雪が少なく、3年ぶりとなる大型連休前の開通を目指す。

除雪区間は根室管内羅臼町湯ノ沢とオホーツク管内斜里町岩尾別を結ぶ23・8キロで、昨年11月7日から通行止めとなっている。除雪作業は斜里側が3月15日、羅臼側が同16日に始まり、4月7日、両側で報道陣に公開された。

現在、残っている積雪区間は知床峠周辺の約1・7キロのみ。羅臼側の定点観測地点の積雪は3月末現在、2・7メートルで、平年より80センチほど少ない。

この日、羅臼側ではブルドーザーや除雪車など重機8台が出動した。道路を埋め尽くす雪を切り崩し、谷側へ勢いよく吹き飛ばした。釧路開建中標津事務所の島多昭典所長は「地域の期待が大きいので、連休前には開通させたい」と話していた。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/284462.html