赤字の釧路信組に40億円資本支援--全信組連 /北海道 | くしろぐ

赤字の釧路信組に40億円資本支援--全信組連 /北海道

釧路信用組合(釧路市、岩田豊理事長)は、全国信用協会組合連合会(全信組連、東京都)から40億円の資本支援を受けることを明らかにした。昨年3月にも30億円の支援を受けており、2期連続の資本支援は異例。同信組は「今後も地域で安定した金融機能を発揮するには、財務基盤の安定化が不可欠」としている。

10年3月期まで3期連続で赤字を計上。昨年3月の支援で、自己資本比率は国内基準(4%)を上回る6・47%となったが、その後も融資先企業の破綻が相次ぎ、同9月中間決算の最終損益は7億1100万円の赤字を計上。自己資本比率も5・16%まで低下した。

同信組は1954年に釧路商工信用組合として設立され、99年に商号変更。02年に経営破綻した網走の営業を引き継ぎ、10年度末の預金残高は970億円、貸出金残高は586億円。今年度、現在約150人の職員数削減▽役員報酬の削減▽17ある店舗数の統廃合--を実施するが、希望退職は募集せず、新規採用の凍結と自己都合退職で対応する。【山田泰雄】

毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110407ddlk01020097000c.html