イオン北海道、手芸店を全道展開 家電売り場跡に
イオン北海道は2012年2月期に、手芸専門店を全道展開する。手芸分野の売上高を14年2月期までに従来の4倍にあたる約20億円に育てる。既存製品に一手間加えて自分だけの手作り品に仕立てられる手芸用品は需要が底堅く、消費者の節約志向にも合致する。整理・縮小を進める家電売り場跡などに据えることで収益面でのテコ入れにもつなげる。
手芸用品店「パンドラハウス」はイオングループが運営する専門店で布地やデコレーショングッズなどを販売している。客層は女性を中心に幅広い年齢層を想定しており、特に「高齢化で拡大するシニアマーケットに対応した品ぞろえにする」(植村忠規社長)。
イオン北海道では札幌平岡店(札幌市)が売り場面積約170平方メートルの小型店として昨年8月に初めて導入。現在は道内10店以上で運営している。厚岸店(厚岸町)、札幌西岡店(札幌市)を除く全道29店舗に今期中に拡大する。残る2店についても「来期以降の出店を検討する」(経営企画室)という。
昨年10月には釧路昭和店(釧路市)でAV(音響・映像)・大型家電売り場を縮小したあとのスペースに出店した。雑貨コーナーと組みあわせ、約500平方メートルの売り場を実験的に設置。趣味の手芸用品と、文具・食器などの生活雑貨のついで買いを促す売り場構成とした。
札幌平岡店のように専門店エリアに出店したり、釧路昭和店のようにほかのフロアと仕切らずに活用したりするなど、今後の出店方式は売り場面積を含めてそれぞれの店舗の状況に合わせる。フロアの一角を利用する場合は、不振のため縮小している大型家電売り場跡を有効活用する方針だ。
アイロン接着や縫い付けで手軽に装飾できるパッチなどの人気が高まっており、手芸品販売大手の「ユザワヤ」が店舗網を広げるなど、市場自体が成長している。「手芸用品の粗利率は4割以上と高いため、収益改善の効果も期待できる」(経営企画室)という側面もある。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819491E2E6E2E2958DE2E6E2E6E0E2E3E39EE6E3E2E2E2;p=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E2E3E0;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2
手芸用品店「パンドラハウス」はイオングループが運営する専門店で布地やデコレーショングッズなどを販売している。客層は女性を中心に幅広い年齢層を想定しており、特に「高齢化で拡大するシニアマーケットに対応した品ぞろえにする」(植村忠規社長)。
イオン北海道では札幌平岡店(札幌市)が売り場面積約170平方メートルの小型店として昨年8月に初めて導入。現在は道内10店以上で運営している。厚岸店(厚岸町)、札幌西岡店(札幌市)を除く全道29店舗に今期中に拡大する。残る2店についても「来期以降の出店を検討する」(経営企画室)という。
昨年10月には釧路昭和店(釧路市)でAV(音響・映像)・大型家電売り場を縮小したあとのスペースに出店した。雑貨コーナーと組みあわせ、約500平方メートルの売り場を実験的に設置。趣味の手芸用品と、文具・食器などの生活雑貨のついで買いを促す売り場構成とした。
札幌平岡店のように専門店エリアに出店したり、釧路昭和店のようにほかのフロアと仕切らずに活用したりするなど、今後の出店方式は売り場面積を含めてそれぞれの店舗の状況に合わせる。フロアの一角を利用する場合は、不振のため縮小している大型家電売り場跡を有効活用する方針だ。
アイロン接着や縫い付けで手軽に装飾できるパッチなどの人気が高まっており、手芸品販売大手の「ユザワヤ」が店舗網を広げるなど、市場自体が成長している。「手芸用品の粗利率は4割以上と高いため、収益改善の効果も期待できる」(経営企画室)という側面もある。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819491E2E6E2E2958DE2E6E2E6E0E2E3E39EE6E3E2E2E2;p=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E2E3E0;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2