港の食堂、半世紀の歴史に幕/釧路副港 | くしろぐ

港の食堂、半世紀の歴史に幕/釧路副港

半世紀以上にわたり、釧路副港内で大勢の水産関係者に親しまれていた食堂「魚市」が、3月末で閉店した。1959年に副港魚揚場内で営業を始め、86年に同センター1階に移転。場所柄、漁業者や水産加工業者の利用が多いため、競りに合わせて早朝から店を開けていた。水揚げが100万㌧を超えた昭和50-60年代は大勢の客であふれかえったが、入港する漁船が減ったことで年々売り上げも減少し、閉店を余儀なくされた。店主の前潟容子さんは「人との巡り会いが一番の財産。漁師さんは言葉は荒いが、心の温かい人ばかりだった。長い間かわいがってもらったことにお礼を言いたい」と長年の愛顧に感謝している。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110403/201104031.html