景況感2期ぶり改善、日銀短観
日銀釧路支店(岩淵純一支店長)が1日発表した3月の道東地域の企業短期経済観測調査(短観)によると、全産業の業況判断指数(DI)はマイナス19と、前回12月調査に比べ7ポイント上昇。2007年12月の水準にまで回復し、景況感は2期ぶりに改善した。ただ、この調査は東日本大震災発生前の回答が7割を占めており、震災後の影響は折り込まれていない。 DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた指数で、管内では133社(回収率99・3%)が回答した。業種別では、製造業の業況判断DIがマイナス19と前回調査より6ポイント改善。非製造業もマイナス19と前回調査より8ポイント改善した。製造業では需要が持ち直した紙・パルプと増産が続いている機械がそれぞれ改善。非製造業では政府支援策終了の影響を受けた悪化が一巡し、卸売や小売もマイナス幅が縮小するなど大半の業種が改善となった。
釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110402/201104027.html
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