カキ養殖施設を撤去 厚岸
【厚岸】釧路管内厚岸町の厚岸漁協は30日、東日本大震災で津波被害を受けた厚岸湖のカキ養殖施設をクレーン付き台船で撤去する作業を行った。ロープや浮き玉が絡まり、人力で復旧が不可能な約20施設を厚岸漁港に陸揚げした。
作業は29日から2日間、町内の造船業者の協力を受け、海底の雑草駆除用の台船を使って実施。稚貝付きのホタテ板や浮き玉を取り付けた長さ100メートルのロープを何本も釣り上げて切断し、漁船で漁港内に運んだ。
岸壁では30日、漁師ら数十人が、積み上げられた施設の残骸から生き残ったカキや再利用できるホタテ板などを選別。カキ漁師の男性(73)は「ホタテ板にはカキがほとんど残っていなかった。種ガキ確保のめども立っておらず、元に戻るまで何年かかるのか」と肩を落とした。
クレーン付き台船による作業は今回で終わり、同湖では4月下旬まで、人力による復旧作業が続けられる。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/282412.html
作業は29日から2日間、町内の造船業者の協力を受け、海底の雑草駆除用の台船を使って実施。稚貝付きのホタテ板や浮き玉を取り付けた長さ100メートルのロープを何本も釣り上げて切断し、漁船で漁港内に運んだ。
岸壁では30日、漁師ら数十人が、積み上げられた施設の残骸から生き残ったカキや再利用できるホタテ板などを選別。カキ漁師の男性(73)は「ホタテ板にはカキがほとんど残っていなかった。種ガキ確保のめども立っておらず、元に戻るまで何年かかるのか」と肩を落とした。
クレーン付き台船による作業は今回で終わり、同湖では4月下旬まで、人力による復旧作業が続けられる。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/282412.html